高千穂 神秘の国へ(2019/9/27~30)その2

2日目 福岡→高千穂(1/2)

7時ごろ起床、支度をして9時前にチェックアウト。今日も博多の街は青空の下だけれども、果たして行く先はどうなのだろう。

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地下鉄に乗って9時20分ごろ、博多到着。しかしここで、新幹線の時刻を勘違いしていて丸々1時間空いてしまったことに気づく(笑 それでは朝食でもと構内をうろうろしていたところ、とある店先で昨日別れた同僚とばったり再会(笑 いやぁ偶然て怖いね!

入れ替わりで「大福うどん」に入店、朝メニューの「鮭定食」で予定外の食事。朝食は新幹線の中でつまむ程度と思ってたんだけど。

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10時16分発「みずほ603号」鹿児島中央行きに乗車。九州新幹線って初めてではないんだけど、改めて4列シートの快適性だとか、通勤電車のような駅の数だとか、東海道との違いにワクワクする(笑 新大牟田を過ぎるとトンネルばかりで、車窓は全然面白くない。

10時51分、熊本駅に到着。

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新幹線口のニッポンレンタカーで車を借りて、ぐるっと回って一旦正面口へ。←こういうところが無計画。昨年高架化されたばかりの熊本駅、その影響で正面に口をあけていたはずの、「いきなりだんご」屋さんがなくなってる!? 軽い昼食として予定してたのに。

代わりに駅前で開かれていた物産市を覗いて、これも名物らしい「ちくわサラダ(カレー)」を購入、あとはコンビニでサンドイッチとか。

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7年前に訪れたときはケロロ軍曹花盛りの熊本だったけれど、今となってはもう…と思ったら、えらい目立つケロロのマンホール(笑 地方都市はフットワーク軽くて楽しそう。

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熊本駅を後に、国道57号を内陸方面へと向かう。阿蘇方面はこれで3度目になるんだけど、3年前の熊本地震以降鉄道が運休していたりとか、だいぶ様子は違っているらしい。阿蘇までは50km程度と大した距離じゃないんだけど、市内は渋滞していて思うように進まない。

山が近付くにつれ、真新しい国道と放棄された旧道が並走する風景が増えてくる。

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豊肥本線南阿蘇鉄道が分岐する立野駅には、13時ごろの到着。片田舎の斜面に築かれた小駅で、集落というよりは鉄道運行上の理由で作らたように見える。両線とも不通になっているけれど、JR側の軌道は綺麗に復旧されている。

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南阿蘇鉄道側は対照的に、レールが放置され錆びるがままに任されている。経営基盤の弱すぎる第3セクターではあるが、それでも復旧を目指しているという。駅のトイレと、駅前の売店が稼働してたのが不思議だったけど。お客さん来るのかな?

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阿蘇カルデラ内のこのあたりは、火砕流によって形成された平地が水に浸食され、深く刻まれた谷を越える巨大な橋がそこここに架かっている。そんな橋の一つを渡り、阿蘇山方面への県道を上ると、芳しくなかった予報のとおり空が怪しくなってきた。

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お昼もだいぶ回ったところで、「米塚下園地」というちょっとした広場を見つけ、ここで休憩にする。風が強くって、風呂敷広げるだけで一苦労と言うか…。うわ、「ちくわサラダ」から油が、油が…(笑

ポテトサラダをちくわに詰め込み天ぷらにした郷土食らしいけど、見た目より食感は軽くってこれが本当にサラダ!(笑 もう1本買っておけばよかった。

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園地に人影は少なく、時折通り過ぎる車以外は、自然の音に包まれている。草原の頭越しに眺められる米塚は、火山活動でできた独特のフォルム。ところがこれ、最近までもっと丸く、均整の取れたスタイルだったものが、熊本地震でひび割れ変形したのだという。

いやほんと、地球の力って恐ろしいものだなぁと。

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振り返ると、外輪山と阿蘇白川が作った突破口。その向こうには熊本市街が広がっているはずだ。一口で阿蘇山と言ってもその構成は複雑で、中心部には「阿蘇五岳」の山々がそびえ、外輪山の中の肥沃な土地には5万もの人々が生活している。

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時は14時半。山頂に登ったころはあるけれど、それほど何もなかったような記憶…。阿蘇の楽しみかたって、実はよくわかってない。


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