西武沿線完歩の旅2020(2020/4/19〜2021/2/23)その13
2020/10/18 南大塚→本川越 3.6km(歩行距離 4.0km)
14時30分 川越市南台三丁目
カーソルオンかタップで2007年12月2日の写真へ
駅北側から分岐していた旧安比奈線は、2017年の廃止まで維持されていた施設が瞬く間に撤去された。下りホームから眺めると、線路敷はすっかり「休止線」から「廃線跡」へと変化を遂げているようだ。
廃線については対象としないため、完歩の旅は13年前と比べ3.2km延長が落ちる。廃線後の様子と、車両基地計画はこちらからどうぞ。
14時33分 川越市南台三丁目
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南大塚は川越鉄道開業から2年後の、1897年に設置された。当時の狭山市〜本川越間に目立った集落はなく、ここも駅北側で交差する大田街道沿いに小規模な集落があるだけで、本格的な市街化は1960年代以降のことだ。
ただ、市街化が進んでいるのは駅の周辺1ブロック程度で、そこを抜けると今も農村の風景が広がっている。
14時41分 川越市南大塚三丁目
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駅の北側すぐのところで、線路は関越自動車道のインターチェンジをくぐる。ここは1971年に東京川越道路として開通したもので、この先の線路沿いに川越料金所がある。それはつまり、周辺がそれぐらいの低利用地だったことを示している。
15時8分 川越市旭町一丁目
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インターを過ぎて10分も歩くと、線路沿いには再び住宅が建て込んできて、いよいよ川越の市街地へと足を踏み入れていく。線路は脇田信号場で1条に絞られ、最後の0.9kmの区間だけ単線となって終着駅へと向かっていく。
15時17分 川越市脇田
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終点のほんの手前で、JR川越線と東武東上線のガードをくぐる。全線複線化のネックとなっているこの地点だけれど、列車の増発ということも想定できない今の時代となっては、半永久的にこのままという可能性が高いんだろう。
安比奈車両基地計画は、ボトルネックを回避し、南大塚始発の列車を設定できるという点で理にかなった策ではあった。
15時22分 川越市新富町二丁目
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ガードをくぐった線路は、すぐ3本に分岐してホームに滑り込んでいく。ただ改札口はホームの北端にあるため、駅まではもう少し歩く必要がある。
本川越駅前にあったイトーヨーカドーの「都外本格進出一号店」は、2016年を持って取り壊され、2019年に完成した複合ビルに食品スーパーとして再開店している。一方で、1918年建築の埼玉りそな銀行は、相変わらずの佇まいだ。
15時23分 川越市新富町二丁目
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本川越駅東口は、1991年に開業した立派な駅ビルの中にある。乗降客は東上線川越駅の4割程度ながら、新所沢以来久々の賑わいにほっとする。所沢~川越2地点間の流動は、高校生を中心にそれなりに太いものがあるのだ。
15時24分 川越市中原町二丁目
そして2016年には、新たに西口が開設された。こちらは東上線川越市駅への連絡口となっていて、商店街を歩かずに済む分乗り換えは本当に便利になった。秋津駅のごとく、途中の道沿いには少しずつおしゃれなお店もオープンしてきた。
17時9分 川越市元町二丁目
その後は軽く川越の街並みを歩いて、御朱印を集めたりあんみつを食べたり玉ねぎ丸ごとのお漬物を買ったり…。「完歩の旅終了!」と言いたいところだけど、まだ有楽町線と豊島線が残ってるんだよなぁ。
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