長瀞・宝登山 蝋梅と青空の旅、今年も!(2017/2/4)その1

花の盛りと、青空がかみ合うことってなかなかない。そんなチャンスには、何をさておいても駆けつけなきゃあ。

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清瀬を6時半過ぎの電車に乗って、所沢始発6時44分の「ちちぶ61号」に乗り換え。少しずつ白んでいく空の下、眠たい瞼を乗せて秩父へと走る。飯能からは単線区間。上りの特急と2度の交換待ちをしながら、峠を越えたころにはさわやかな朝の光が輝いていた。

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西武秩父到着は7時42分。温泉複合施設「祭の湯」のオープンを春に控え、アーケードは完全に閉鎖されていた。仲見世通りは駅前広場の小ぢんまりとしたプレハブに集約され、しかも9時開店ということで早くも食いっぱぐれが濃厚になってきた(笑

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かつての仲見世通りをぐるっと迂回する形で、秩父鉄道御花畑駅へ。長瀞までの乗車券470円を買ったあとで、「長瀞満喫きっぷ」(往復+フリー区間)870円の存在に気づいたり…。さらに窓口で急行券200円を買い足し、今日はあえなく定価で乗車。

やってきた蝋梅ヘッドマークの「急行秩父路」に揺られ、8時21分長瀞到着。駅前の人影は数える程度で、天気はいいが風が吹くと肌寒い。

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当然開いている店はどこもないので、若干の空腹を抱えながら宝登山登頂を目指す…。とは言え、陽が上っていくとともに、少しずつ寒さからも解放されて。

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ロープウェイも待ち時間ゼロで乗れそうだったものの、あっけない気もしたので例年の徒歩ルートを選ぶ。この時間出会うのは早朝ランナーだったり、山上の小動物園のスタッフだったり…。挨拶を交わしながら登っていく。

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例年だと雪解け水でぬかるんだ徒歩道だけれど、今年は雪が少ないのか乾いていて歩きやすい。山頂にほど近いこのあたりなんて、北側斜面に取りつく難所だったりするんだけど…。もう上着が煩わしく思えるほど、暑い。

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麓から40分ほど。最後に急な階段を一気に登ると、そこが宝登山神社の奥宮。ここだけ木々に覆われた冷気漂う空間だけど、今はそれがすごく心地よい。この気持ちは、ロープウェイじゃあわからない。

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まずは日本武尊からの歴史があるという奥宮にお参りして、それから昨年と同じくお婆ちゃんが切り盛りする売店で「みそおでん」(200円)と甘酒(300円)を購入。やっと今日の朝食、と言うにはあまりにもアレだけど。

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「焚火であったまっていって」という優しげな言葉を笑顔で流して(だって暑いんだもん)、薄暗い境内から一歩外に踏み出してみる。すると眼前に広がる光景は、黄色に溢れていた。

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山頂直下の斜面に開かれたロウバイ園は、日当たりのいい西園から見ごろが訪れる。こちらの東園はまだ蕾が多いものの、少しずつ開花して来週末には満開を迎えるだろう。花の命は短くて、日々その姿を変えていく。

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Sky Canvasには虹色がお似合いデス…ん?

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