北海道 最後のピースを探す旅(2014/7/4~7)その5(終)

4日目 帯広→東京

7時半起床。若干寝坊したので慌てて支度してレストランへ。品数は思いっきり抑えてる感じの朝食バイキングだけど、その分ひとつひとつが丁寧でおいしそう。そのへんのメリハリが、ここの上手いとこなんだよね。

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半強制的に和食中心で(笑 名物の豚丼が食べられるだけでも十分満足感はある。

10時半ごろチェックアウト。2年前、シャツを忘れてしまった前科があるので気をつける(笑 駐車場から車を出して、三回目の十勝平野ドライブは、辿りなれたいつものルートで。空は曇りときどき晴れ、思えば4日間ずっとこんなだった。

また来たねぇ、旧愛国駅。平日だからと思ってたけど、思いのほか人が多い。旧広尾線の駅はよく保存されてるんだけど、路盤は畑に飲み込まれているのが多くて、駅がほんとに「公園」として残ってる感じ。

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そして旧幸福駅。二年前の訪問時に登場していた二次元キャラは、色あせたうえのけぞってしまって何だかかわいそうだった。次回来たときはもうないだろう(笑

あんまりにも気持のいい青空なので、空アングルで一枚…。

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そして再び空アングルで、駅前農地(笑)を。現役時代は民家の一つでもあったのかね?

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そして今日も、十勝の畑作地帯を横断ドライブ…。

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美瑛みたい。

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橋の高欄をお立ち台にして…。高欄はけっこう鳥の落し物なんかあるし、こひつじ落としたら川に一直線だし、なかなか気を使いながらの撮影(笑

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桃色の衣を纏いて金色の野に降りたつこひつじ。なんだか、「風の谷のナウシカ」みたいだ(笑 ぜひその癒し感で、人々を清浄の地へ導いてくれたまえ。

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日高の山々が近づいてくると、十勝平野のというか、旅の終わりを感じるんだよね。

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芽室から道東道に乗って、千歳までは180キロほど。長大トンネルで日勝峠を貫く道東道、地形を無視してすごいものを作ったなぁ。トマム占冠IC間の26キロという距離が、その無人地帯の広大さを物語る。

時折現れるこのイモムシは、道東道と絡みつくように走る石勝線のスノーシェッド。稜線に見える高圧鉄塔を含め、三つの幹線が道東と道央を結ぶ。

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山間の占冠PAへ。占冠トマムの食堂「苫鵡山月」が、小さな店を出している。食事系はほぼ売切れだったものの、観光客が喜びそうな「えぞ鹿のトルティーヤ巻き」が残っていたので購入。野菜たっぷりボリューミーで、300円は意外にお値打ちかも。

集まりなさんな…。

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断面はこんな感じ。鹿はどこかで食べた味だけど、獣臭さは若干あるかも。でもおいしい。

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穂別トンネルで分水嶺を越えると、下り坂に転じるとともに人家も少しずつ目につくようになってくる。由仁からは平地の畑作地帯に変わり、その先の千歳東ICで道東道を下りたのは16時前。千歳駅東口に車を入れ、恒例となった最後の荷物整理。

千歳発着の飛行機が、暗い空に飛び交う…。

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千歳市街で時間調整の後、ニッポンレンタカー千歳空港営業所で返車と精算。4日間で走行距離995km…。

送迎バスで空港に到着すると、なんかもう東京に片足突っ込んだような気分になる。自分用を含めお土産をいろいろ買ってから、荷物を預けて残った一時間はラウンジで。リスク分散で、撮った写真はちょいちょいPCに取り込んでいるのだ。

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ANA78便は、定刻の19時30分に出発。もやが出ていてなかなかベルトのサインが消えず、これは慌ただしい食事となる予感…(笑 あと古いシートだと目隠しがないから、隣の人がちょっと気になるね。

サインが消えて、ようやくプレミアムクラスの食事。今夜のメニューは、けっこう家庭的なところで攻めてきた感じがする。赤ワインの瓶がテーブルを滑ってしまって、写真が撮れなかった…(笑

壱ノ重:厚焼き玉子、帆立フライ(タルタルソース)、鶏つくね、さつま芋甘露煮、海老チリ煮、ブロッコリー、しめじ、酢蓮根、オランダ揚げ、煮物(メークイン・玉葱・オクラ・赤ピーマン・黄ピーマン・牛挽肉)/弐ノ重:料亭「冨茂登」特製イクラと鮭親子飯(イクラ・鮭・錦糸玉子、三つ葉)、サーモン笹寿司イカの甘酢漬け(イカ・大根・人参・キャベツ・生姜)

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食べ終わる前から、もう着陸態勢に入るとのアナウンスが…。

21時5分、定刻に羽田空港に到着。35分発の大井町行きリムジンバスがあったので、それを利用して22時半ごろ帰宅。この時間で明日から出勤はつらいな…(笑 とりあえず、お土産の配分を再確認して職場に持っていくものをまとめたり。

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後日、「最後のピース」をはめ込んだうえで、こひつじカレンダーを発注。来週届きそうなので、それが来たらここで大発表しますかね?

旅は思い立ったときに始まり、思い出となって永遠に続く。まさにそんな。


この旅の記録