伊豆長岡 青空の散歩道(2014/12/5~6)その2

2日目 伊豆長岡→東京(1/2)

窓の外は透けるような青空。今日も富士山側の部屋ではなかったものの、狩野川河岸段丘と天城連山を望むこちらもなかなか旅情を誘う。

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7時半ごろ起床、支度をして8時過ぎに1階のレストラン「古奈青山」へ。今日は宿泊客の動きが早かったのか、スクランブルエッグが残り物状態だったのが残念。そして、終了目前に新しいのが出てきたのはもっと残念(笑

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サラダの中の赤と黄色の玉は、地元で採れたトマトだとか。コーンスープ2杯と、何故か鮭の切り身がひとつだけ混ざっているな…。

部屋に戻って時間調整の後、10時前にチェックアウト。ホテルは伊豆長岡駅徒歩圏の住宅地にあり、露天風呂と公道とはフェンス一枚で隔てられるのみ。そんな便利な立地だからこそ、仕事帰りに悠々と来れるんだけど。

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伊豆長岡駅を挟んでホテルの反対側、直線距離で2kmほどにある韮山反射炉を目指し、今日は駅方面へ真っ直ぐ向かう。午前中で人影もまばらな住宅地を抜けると、道は狩野川の堤防に突き当たる。昨夜と同じ場所を、こんどは青空を背景に…。

それにしても、この塗りたくったような青空。空気は冷たいんだけど、強い日差しが照りつけてマフラーが暑い。

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伊豆半島の付け根に位置する伊豆の国市は、2005年に伊豆長岡、大仁、韮山の3町が合併し誕生した。伊豆長岡駅狩野川の東側にあるが、旧町域としては狩野川を境に伊豆長岡町から韮山町に入る。

駅北側の踏切で伊豆箱根鉄道を越える。駅周辺を除いて、線路の東側を歩くのはこれが初めて。温泉街までびっしりと家屋の続く西側に対し、東側は駅前を抜けると風景は天城連山を背にした農耕地帯へと変わる。

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地形は次第に、高原を目指した緩やかな上り坂になる。晩秋の天城路は、緑とオレンジの湘南色に色づいて…。

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歩行者への道案内がなく最後は迷いながら、11時ごろ反射炉に到着。山裾の目立たない立地ということもあって、第一印象は思いのほか小さいかな。駐車場には小型の観光バスが停まり、職場旅行らしい人影が見える。

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右手の木造の建物で100円を払って入場。なお、左のお土産館は帰り道に強制的に通行させられるいかにも観光地的な作り。反射炉の存在感がいまいちなのは、この大きな建物が隣接しすぎてるのもあると思うんだ。

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韮山反射炉は、幕末期の大砲鋳造のため1857年に建設され1864年まで稼働した。稼働期間は短いものの、稼働した反射炉が現存するのは世界でもここだけという。周囲の作業小屋等は失われており、敷地はちょっとした公園風に整備されている。

紅葉は枯れ葉に変わり、切り株の上でこひつじが戯れる…。

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太陽が厚い雲に隠れ、ちょっと寒くなってきた。

反射炉をあとに、ほぼ来た道を伊豆長岡駅まで引き返す。反射炉の前の道路では歩道設置工事が進められており、土曜日の今日もダンプがひっきりなしに出入りしていた。世界遺産登録に向けた準備も着々と言ったところだけど、猫も杓子も…という感もなくはない。

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駅に着くとちょうど来た電車に飛び乗って、ボックスシートを一人占めしつつ三島まで。午後の候補地は三島市内か、富士山の近くか、昨夜CMで見た「まどか☆マギカ オーケストラコンサート」か(笑)の三つ巴状態で、まぁ流れに任せることにする。

三島駅東海道新幹線開業5年目にして、初めての新駅として設置された。駅舎は昨年新しくなったばかりだけど、背の低い地下通路や小ぢんまりした佇まいは新幹線駅とは思えない。

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三島で東海道線に乗り換えて、沼津到着は13時ごろ。そろそろ新しい店を…と思うものの、三回連続で駅前ビルの「魚がし鮨」に入店。カウンター越しに見る、大量の注文を正確に捌く板場の手際良さが楽しい店。

そして安定の「駿河湾近海握りデラックス」2,268円也をオーダー。

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以前来たときに比べると、昼は丼などのランチメニュー主体に変わったのと、ホールの接客がバタバタしていたのが気になったところ。カニ汁がなかなか出てこなかったので、しばらく待ったけど結局入れずに写真を撮った。

14時半ごろまでいて退店。さて、午後の行先はと…。


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