伊豆長岡 真夏の温泉旅行(2014/8/8~9)その3(終)

2日目 伊豆長岡→東京(2/2)

「歴史と水の国」三島。その「水」を感じようと、今日は観光案内にあった「せせらぎコース」を歩くことに。

三島駅を南に出て、3月に訪れた楽寿園を右手に行くと、ほどなくしてその楽寿園を水源とする源兵衛川にぶつかる。ここ、川沿いの遊歩道程度と高をくくっていたところ、こんな飛び石になっていて面白い! 東京にはない発想の親水化だと思う。

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慎重に(笑)飛び石を南下して、観光客が目につくのも三島広小路駅付近まで。ここでトイレを借りてから(汗)、もう少し川中を南へ進む。電車からも見えたけど、伊豆箱根鉄道のガードをくぐるところ。三島の子は、こういうところで育つのね。

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川幅は次第に狭くなるも、桁下の低い橋をくぐり飛び石はさらに続く。水は高いところから低いところへ…それだけだけど、それを人々は利用し、荒廃させ、時に手痛いしっぺ返しを受けながら、今も寄り添って生きている。

それだけで、なんだか面白いんだよ。

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「水の苑緑地」は、源兵衛川の原風景とも言える緑の中の湧水を今に残す。セミの大合唱が響く中、木陰の作る清涼感とマイナスイオンが気持ちいい! 昭和30年代に消えたホタルも人の手によって平成6年に戻り、初夏には舞い飛ぶ姿を見せるという。

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この緑地で飛び石の遊歩道も終点となり、鬱蒼とした緑を抜けると「せせらぎコース」も源兵衛川と離れ、南から東へと向きを変える。それにしても三島の水路には、桁下の低い黒ずんだコンクリート橋が多い。

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住宅地をしばらく歩く。だいたいこのあたりが、三島市街地の南縁あたり。道中、こんな夏らしいプランターが置かれていたり…。

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県道を渡ったところが隆泉園。昭和初期に実業家、佐野隆一が造った庭園で、自らの名前から一文字取っている。さほど広くはない園内には、黒っぽく穴の開いた、恐らく富士山の噴火由来の石が多く目につく。

東屋で休憩…。石のテーブルに落ちた木立の影が、模様みたいになっていて綺麗。

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何故か通用門みたいなところから庭園を抜けて、三島田町駅へ向かう。隆泉園の水流を作る御殿川を渡る伊豆箱根鉄道の橋梁、ちょうど東京行き「踊り子」の特徴ある斜めストライプが通過。

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子ども達の声が聞こえる駄菓子屋を過ぎ、踏切を渡って駅はすごそこ。改札の上には風鈴が下げられ、強風に煽られ元気な音を奏でていた。

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伊豆箱根鉄道で2駅乗って、三島に戻ったのは16時半ごろ。東京までの帰り道を思案するも、暑い中だいぶ歩いたので素直に「こだま」を使うことに。ちょっと時間に余裕を持ったので、しばし駅前でのんびりと。

駅弁屋「桃中軒」で、B級グルメ「みしまコロッケ」を購入。「三島馬鈴薯100%使用」が売りだけど、当然のことながら普通にコロッケだった(笑

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17時21分発「こだま664号」に乗車。最近、当然のようにグリーン車使う人になってる…。かつては「新幹線=アルコール」なタイプだったものの(笑)、今日はホテルのチェックアウトの際に受け取ったお茶だけで。

まぁ東京まで、あっという間だし。

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「下神明に新幹線停まったら楽なのに」なんて妄想をしつつ、18時10分に品川着。京浜東北線に乗り継いで、帰宅は18時40分ごろ。夕食に買った「深川めし」に、ハゼの甘露煮(姿)が乗っていて焦ったのは内緒だ(笑

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静岡行ったらこっこ、静岡土産として「うなぎパイ」を凌駕する日も近いだろう(笑 「夏バナナ」味というのも気になるし、このぴよこのかわいさも罪だよなぁ…。


この旅の記録


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