所沢 新駅舎と東京ヤクルト4回戦(2013/6/1)

いつものように自由が丘から特急飯能行きに乗車。渋谷から確実に座れるから、西武沿線はすごく楽になった。所沢でいったん途中下車。前回来所(「所」沢に「来」た)時に時間切れだった屋上庭園に行きたかったのだ。

未だ工事中とは言え、所沢駅のきれいになったこと。つい先日まで、ホームの基礎に単管パイプが使われていたとは思えない(笑 ホーム上屋もつぎはぎだらけで、年代モノの跨線橋がかかっていたものだけど。

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改札を出て左手に行くと、屋上庭園への狭い階段がある。階段を上がったところは「とこてらす」と柵一枚で仕切られた通路となっており、そこから壁伝いにぐるっと歩く。駅の点検通路みたいなところを歩いている時点で、不思議な気分。

屋上庭園はそれほど大規模ではないが、箱庭的に鉄道関連の施設が配置され、また旧所沢駅の上屋を支えていた100年近く前の線路や、ホームに使われていた大谷石が保存されているなど、「所沢鉄道記念広場」的に整備されている。

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園内のお立ち台からは駅の南側の線路が望め、駅に出入りする電車を眺められたり。なかなか類を見ない施設だと思うし、手作り感あふれるところがまた西武らしいと思う。東久留米の「富士見テラス」と並ぶ、面白い施設だと思う。

さて、新駅舎全面開業と引き換えに閉鎖された南側改札は、通路は残るものの閑散としている。旧改札正面の窓は、所沢をモチーフにしたステンドグラス(風)になっていたんだね。まわりが片付けられてはじめて存在に気づくというのが、ちょっと悲しい。

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イムリミットになったため、西武球場前行きの電車に乗って久しぶりの西武ドームへ。チケットを引き換えてから、今日はワゴンで「炙り焼豚丼」を購入。「ワゴンがあるのが楽しいよね」って、横で並んでいたヤクルトの女子ファンも褒めていたぞ。

席について、さっそく「炙り焼豚丼」をば。けっこう肉厚で噛み切るのに難儀したものの(笑)、タレがおいしくてちゃんと「丼」になっている印象。隣の屋台の「十勝豚丼」は素材の味を生かしてたけど、こっちはタレで癖になりそうだね。

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埼玉西武3x-2東京ヤクルト

まず投げる方。岸は制球が良く、ストライク先行、要所で直球がズバっと、序盤はまったく打たれる気がしなかった。7回ぐらいからボールが増えはじめ、8回の失点で交代かと思ったけど、続投したのはエースに成長させたい監督の意図もあっただろう。

9回のホームランは、その直前の炭谷負傷事件で間が開いたことと、スタンドをカラスが横切ったこと(笑)から、何となく嫌な予感はあった。カーブに全くあってないバッターに対して、なぜにストレートかと悲鳴を上げたさ…。

サファテは今日はすごく良かったみたい。「みたい」というのは、トイレに並んでいるうちに10回表が終わってしまったから(笑 岸がうなだれて降板したあとだったから、サファテの投球がチームに勇気をもたらしたかも。

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それから打つ方。銀仁朗の先制2号は、珍しいものを見てしまったという感じ(笑 5回裏の得点はヤクルトの守備に助けられた。あの浅いフライで、中継プレーになるとは思わなかったよ。いずれにしろ、いいタイミングで点が入った。

9回裏のスピリーの四球と熊代のヒットは、点にならなかったけど効果はあった。あの回が3凡で終わっていたら、10回裏の攻撃は守備固め中心の7番からだった。あと、チームにとっても久々のヒットだったというのも大きい。

10回裏の攻撃は、やはりストライクの入らないピッチャーは勝手に苦しくなって自滅するなぁという。上本代打は次回の守備も含め頭を抱えたが、そこを四球はラッキー。チャンスで栗山浅村は、最もサヨナラの確率の高い打順でしょう。

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それにしても、6月になってこんなに寒いとはね(笑 内野指定席の上の方は、どうも風通しがよすぎるんだよなぁ…。おかげでホット狭山茶がおいしかった。

帰りは西武球場前から所沢へ。タイミングよく来た元町・中華街行きに乗車。この電車、所沢発4分遅れだったものが、自由が丘でもそのままだった。ついに、西武の遅延が東急に影響する時代が来たのね。

今シーズン観戦は3試合めだけど、十亀→十亀→岸で3連勝♪ 気付いてみると、守り勝つ西武の野球が戻ってきている。明日からの巨人戦が、チームの実力を計るいい試金石になるのではなかろうか。