群林堂を護国寺で(2014/6/14)

群林堂の豆大福。最初のチャレンジは5月24日の11時、しかしあえなく売り切れ。2回目は6月7日に雨をおして、しかし臨時休業に阻まれる。今日は三度目の正直。

平日並の気合いで早起きして、開店をちょっと過ぎた9時40分ごろ護国寺駅着。5番出口を出てすぐ左に目を移すと…ありました、群林堂行列(笑 夏の日差しの中、日焼けを気にしつつ40人ぐらいかなぁ?

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行列の最後尾につくと、それでも後から後から人がやってくる。列は二列に並べ直され、その二列のまま店頭でも対応されているようだ。しかし、「東京三大豆大福」とは言え、朝からこうも並ぶものなのか…。

30分弱経過…。でもここまで辿り着くと、店内から豆を茹でた匂いが漂ってくる。

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店頭ではショーケースの中に、豆大福のほかお団子をはじめとした和菓子、あと赤飯なんかも売られているが、みんなそのあたりには目もくれず豆大福を10個、20個と大人買い。そのたびに、奥から次々とお盆に乗せたできたてがやってくる。

豆大福170円4個と葛桜180円2個、計1,040円を買ってみる。老舗、というか有名店だけど、店員の対応は普通で包装も丁寧かつ手際がよい。豆大福の値段自体はちょいちょい上がってるようで、不満げな人もいたけど。

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10時を回っても一向に落ち着かないこの行列…(汗

やはり作りたてがおいしいとのことなので、通りを5分ぐらい北上し突き当たりの護国寺へ。この仁王門をくぐった右手に木製のベンチとテーブルを並べたスペースがあるので、そこをちょっと拝借する。

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まずは包装から。アルファベットが入っていたりして、思いのほか派手なつくり。お茶はそこらの自販機で購入。

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そして開封…。そして全員集合、みたいな。

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大福は指で持ち上げると壊れてしまうんじゃないかと思うほど皮が軟らかく、その中にごろごろっとした豆の存在感がある。素材を厳選したというこの豆こそが特徴だろう。そして気がつくと、身の回りが粉で真白に…(笑

葛桜の方は、家に持って帰って冷やして食べたほうがおいしい感じかな。実はこっちのが和菓子としては好きな系統なんだよね。

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せっかくだから護国寺も…。

護国寺は1681年、幕府の祈願寺として徳川綱吉が建立を命じたものとされる。明治維新後力を落とし、敷地の半分を政府に接収され豊島岡墓地となるなど不遇が続いた。そんな中、本堂は往時の建築が今も残っている。

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今日は月例のフリマ(骨董市)の開催日。境内では洋服、雑貨など様々な商品が広げられていたが、この時間まだ客の姿は少なく、また見てて何となく「売れないだろうなぁ」感があったのだがはたして…。

先ほど豆大福をいただいたテーブルまで戻ってみると、引続き女性のお一人様が全く同じ行動を取っていた…(笑 周囲にはわずかだが、鮮やかな色のアジサイが。

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仁王門脇の入口から地下鉄に乗って池袋へ。この地下鉄有楽町線、地下で仁王門を突破し、その奥の墓地を斜めに突っ切るという大胆な線形を描いている。今日まで気付かず、何度墓地の下を往復したものか…。

池袋から大混雑の湘南新宿ライン逗子行きに乗車。豆大福はひとつだけ残してカバンに入れてきた。これから「鎌倉の海と豆大福」という、何ともミスマッチ感溢れる行動に出る予定(笑