七里ヶ浜 草の想い・続(2014/6/14)

大船から湘南モノレール

モノレールは全線単線、路地のような細い道路の上空を飛ばしていく。激しいアップダウンに、トンネル内の横揺れとかけっこうこわい…。これは空中散歩と言うよりかは絶対にジェットコースター(笑

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終点の湘南江の島まで14分の旅。長い階段を下り外の日射しを浴びると、江ノ電江ノ島駅は目と鼻の先だ。

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この時期の江ノ電は大混雑が必至。今日はダイヤも乱れる中、扉の内側に張り付くように乗車する。途中、腰越の先で海岸線に出るところ、観光放送が入るようになったんだね。いや反対側なんて見えないんだけど(笑

今日も七里ヶ浜駅で下車。行合川を渡る橋梁の下には、アジサイの花が揺れていた。

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海沿いを走る国道の信号を渡ると、すぐ砂浜へ下りる階段がある。6月中旬とはいえ今日の暑さ、子どもたちはもう水に入って遊んでいたり。

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合川の河口部にかかる国道の橋梁。昨年は上流から砂浜を覗くアングルだったので、今日は下流から見上げる形で…。

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七里ヶ浜は、稲村ケ崎から腰越の小動岬まで約3キロ続く砂浜。波が複雑なため海水浴には向かず、湘南のイメージであるサーフィンのメッカとなっている。

砂浜を少し歩いて、人影が途切れたあたりに陣地を確保。予告していた「鎌倉の海と豆大福」を…(笑 以前ここでサンドイッチを食べていて、背後からトンビにさらわれたことがあったけど、果たして和菓子はどうだろう。

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じりじりと右ほほが焼けるこの感じ…。こひつじたちの見つめる先は、江ノ島か。

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砂浜から上がり、いったん駅の方へと戻る。七里ヶ浜駅と次の鎌倉高校前駅との間には峯山とその尾根が海岸線まで続き、鎌倉を守る自然の城壁となっている。

さて今日は、どうやってこの壁を越えようか。

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合川を渡り駅前を走るこの道、砂州が埋められ一直線の国道ができるまではこちらがメインルートだった。線路と道路とが共存するこの風景…。民家の入り口に回転灯がついたのも、つい最近のことだったように思う。

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今日はこの階段から上ってみようか。階段の前で電車とすれ違うと願いがかなうと、「美・少女日記」で松浦亜弥が言ってたけど…(笑 きっとすべてはタイミング。

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階段を上りきったあとも、しばらく急な上り坂が続く。アジサイの咲く道を振り返ってみると、遠く向こうに斜面を切り開いて造られた西武七里ヶ浜住宅。行合川の作る谷は、かつては水田や牧場だったという。

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七里ヶ浜周辺の宅地開発は高度成長期に、江ノ島鎌倉観光西武鉄道が主体となり一気に進展した。それとともに環境派とのつばぜり合いが起こり、官地と民地が混在する峯山の周辺はその名残を見るようだ。

そんな歴史を越えてきた天空の町は、風が遊ぶ草花の楽園。

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この二人の草も、江ノ島を眺めているのかな。

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腰越の平地に向け、勾配を緩和する工夫もなく一気に下りゆく坂道。引続く開発計画が頓挫したからか、住宅地のアクセスには東西1本の車道しか作られなかった。

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坂を下りきった先、突き当たりが鎌倉高校前駅。ホームから前面いっぱいに「湘南の海」が広がる。この時期になると海岸沿いの国道は慢性的な渋滞、片や1面しかない駅のホームも人で溢れる。

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終点の藤沢まで江ノ電に乗って、東海道線経由で帰宅。梅雨時で油断してたけど、けっこう日焼けしちゃったなぁ…。夏はもうすぐそこまで、近づいているんだね。


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