江戸東京たてもの園(2014/9/6)

蒸し暑さの戻ってきた東京。武蔵小金井駅は連立事業ですっかり綺麗になり、引続いて駅広の整備が進行中。

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たてもの園のある小金井公園までは歩いても20分程度の距離だけど、今日は暑さに負けてバス便を選択…。「小金井公園西口」停まで5分と書いてあったけど、道が混んでて思ったより時間がかかった。

西門から園内をまた5分ほど歩いて15時ちょうど、たてもの園の受付に到着。この建物自体、昭和15年皇居前広場に設置された式殿「光華殿」を移築したものという。

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7月から12月まで、ここで「ジブリの立体建造物展」が行われているということもあって、もう夕方ながら想像以上の人出…。400円を払って入場するも、ジブリ展は撮禁ということでブログ的には非常に残念な展開。

ジブリ展は映画の背景画や建物の設定資料なんかが主で、その中にいくつか模型の展示も。まっくろくろすけまで作り込んだサツキとメイの家とか、トトロのお腹が見える洞穴とか…。

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たっぷり1時間。芋の子を洗うようなジブリ展を抜けだすと、そこに現れるちょっと懐かしい風景…。なんだか、ジブリの世界が現実となって眼前に現れたかのようで、この無意識の演出には感動したな。

朝からあんまり食欲がないため、こんなんでお昼代わり。普通の意味で喉が渇いた(笑

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平成5年に開設された「たてもの園」は、江戸東京博物館の分園としてたくさんの歴史的建造物が集められている。左手は昭和3年築の植村邸と、昭和2年築の大和屋本店(乾物屋)。いちばん奥に、昭和4年築の子宝湯(銭湯)が存在感を示している。

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乾物屋の店先。保存技術の進んでいなかった時代、乾物は非常に重要な栄養源だった。

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安政3年築という居酒屋「鍵屋」。イベント等にあわせ実際に営業することがあって、本当にカウンターで一杯引っかけることが可能という。今日は見学だけ。

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林の中の道を蚊に気をつけながら歩いて、東ゾーンから西ゾーンへ。ここまで見た東ゾーンが下町なら、西ゾーンは概ね山手の街並みを再現した感じかな?

明治43年頃築のデ・ラランデ邸は、カフェとしても営業中。でも、ここでのお茶は相当に目立つ(笑 増改築を繰り返しながら平成11年まで信濃町にあったということで、むしろ新しさを感じるかな。

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雷が鳴って、雲行きがあやしくなってきた…。

数年前に訪れた際に気に入った、昭和12年築の「常盤台写真場」。常盤台の街自体何度か訪れたことがあるけれど、プロムナードやクルドサックを配置したモダンな町並みに、きっと似合う建物だったんじゃないかと思う。

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外観左面が北側で、2階は採光のため巨大な窓が空けられている。その内部はこんな…。

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時計は17時。ぽつぽつと雨も落ちてきたところで、今日はこれでラストかな…。

大正14年築の「田園調布の家」(大川邸)。当時はものすごい郊外だっただろう田園調布、実際こんな緑に囲まれた、別荘のような住宅地だったのかもしれない。

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応接セットにピアノは必需品。こんなレトロな空間で、ピアノを弾けたら素晴らしいことと思うんだけど…。「さわらないでください」なんだよなぁ(笑

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ミュージアムショップをぶらっと見て回る。トトロやジジのぬいぐるみに相変わらず心動いたけど(笑)、本当に欲しかったらお台場に行けばいいと思い自重(笑 でも、カゴに入ったジジは気になる…。

ジブリの立体建造物展図録」が2,160円で販売されていて、結局買わなかったけど、これを見れば模型以外の展示物は網羅されてる感じ。買わなかったのは、最近のジブリ映画を実はあまり知らないからだね。

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すっかり日の傾いた園内、家路を急ぐ人々。小金井公園は、なんだか雑草の敷き詰められた広場?が目につく不思議なところ。桜の時期なんかものすごい人出になるんだろうけど、でも今は秋の気配の中…。

東久留米行きのバスに乗ったものの、やっぱり渋滞で花小金井で下車。新宿線で所沢に出て、ちょうど来た「むさし」に乗るという謎ルートで帰宅。どことなくのんびりとした西武沿線、また戻ってこようかなぁ。

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ヤマノススメ…(笑 こんなポスターも、西武らしいなって思うんだ。