ひちょりのチョリ麺とオリックス6回戦(2015/5/4)

初夏の光きらめく自由が丘から、東横特急で所沢へ。

イメージ 1

電車が遅れたこともあって、西武球場前到着は試合開始と同時刻の14時ごろ。今日は青空のドーム前広場なんだけど、いかんせん風が強い。

イメージ 2

さすがにゴールデンウィークとあって、試合開始後にも関わらずチケットレスの引き換えやグルメワゴンにまだ列が延びている。結局用事を済ませ一塁側のゲートをくぐったのは、初回の攻防が終わった14時20分ごろだった。

さて、今日の昼食は、ファンファームの「スペシャル丼」(1,000円)。ご飯に乗せられた牛タンとカットステーキはボリュームがあって、ステーキソースとさっぱりした牛タンのタレも効いていてご飯が進む。

イメージ 3

ただこれ、買った時ビニールに入れてくれないので、蓋からこぼれるソースでいつの間にか手とカメラがべたべたしていた件については報告しておく…。

2回表 西武先発は菊池雄星。先頭のT-岡田センターフライ、カラバイヨ三振のあと、竹原は152キロストレートでセンターフライ。
2回裏 オリックス先発は左腕の中山。メヒアのフルスイングはボテボテのサードゴロで一死となるが、続く森が左中間へライナーで飛び込む5号ソロで先制1-0。木村ライトフライ、炭谷のレフトへの大飛球は球場を湧かせるが、惜しくもフェンス手前で失速。

イメージ 4

3回表 山本のショートフライは金子が深くまで追って後ろ向きでキャッチ。西野レフトフライのあと伊藤は合わせただけの緩いショートライナーと、雄星万全のピッチング。
3回裏 金子がレフト線へライナーを弾き返し二塁打で出塁するも、秋山三振で押せ押せムードが落ち着いてしまう。栗山も三振でランナーを進められない中、浅村が起死回生の三遊間ヒットで金子が還って2-0と追加点。中村は空振り三振も、浅村のタイムリーは流れの面から大きい。
4回表 川端を変化球で三振、安達は150キロストレートに粘るものの最後は147キロでセンターフライ。そのあと糸井が見え見えのストレートをセンターへ二塁打で出塁するが、T-岡田ファーストゴロと、勝負どころではスピードを上げて押し抜いた。

イメージ 5

4回裏 メヒア簡単に打ってサードゴロと、なんだかいいようにやられてる。しかし続く森が三遊間ヒットで出塁すると、全然期待してなかった(ごめん)木村が右中間へ二塁打で森が還って3-0。続く炭谷も見事なライト打ちでこれがタイムリーとなり4-0と、下位打線に連打が出ての追加点は見事。金子のプッシュバントはピッチャーの逆をつくも、ファーストが処理してこれで二死2塁。秋山のいい当たりは、レフト正面をついてスリーアウト。

外の天候から心配していたものの、今日の場内は時折り風が通って意外と過ごしやすい (笑 相変わらずドーム球場のくせに、新緑を照らす外の光が眩しいね…。

イメージ 6

5回表 カラバイヨ三振、竹原三振、山本センターフライと、この時点では4-0の完封勝ちかなぁなんて妄想膨らんでたんだけど(笑
5回裏 先頭栗山は謎のフルスイングの末、フェンス手前の大きなレフトフライ。ここでオリックスマエストリに代える。浅村サードゴロのあと中村は歩かせ、メヒアピッチャーゴロでこの回は4凡。

どんだけ食べるんだという感じだけど(笑、ここで西安餃子の「ひちょりのチョリ麺」(880円)をば。西安餃子は最近お気に入りの店のひとつで、あったかくてボリュームがある。チョリ麺は汁なし麻婆麺だけど、けっこう辛味が効いていておいしかった。餃子がひとつ乗るところもなんかいい。

イメージ 7

6回表 西野には140キロ台前半のストレートで最後は見逃し三振。伊藤には粘られた末勿体ない四球、続く川端のカウントが1-1になったところで炭谷がマウンドへ。その直後、いい当たりのセカンドゴロも浅村が上手く掴み、金子からメヒアと送ってダブルプレー
6回裏 森センターフライのあと、木村がレフト線突破の二塁打で出塁。炭谷はブラッシュボールにのけ反った末に死球で、ついに警戒されるバッターに成長したのか(笑 続く金子はショートゴロ併殺崩れで二死1,3塁と、ここでも金子の脚力が生きている。しかし秋山のセンター返しはマエストリが止めて、今日秋山はヒットなし。

イメージ 8

7回表 安達が綺麗に三遊間を破って出塁。続く糸井は初球バットを折ってショートフライのあと、T-岡田には106キロのカーブでカウントを稼ぐも、最後はセンターへこれも綺麗に弾き返され一死1,3塁。ここでピッチャー岡本篤。いや、雄星を左のエースに育てるのであれば、無失点のうちは任せるべきではないのかと。カラバイヨの詰まった打球はセンター前に落ち、これで一人還って4-1。続く竹原はセンターへの二塁打で、さらに二人還って4-3と一点差…。山本ライトフライ、西野サードゴロと下位打線で助かった。
7回裏 栗山ショートゴロは安達がよく手を伸ばしてキャッチ、続く浅村は四球を選ぶとインコース攻めにマウンドを一睨み。中村三振とお疲れモードのあと、メヒアがストレートをセンター返し、これがフェンス直撃の二塁打となり貴重な追加点5-3。ここで代走脇谷、ピッチャーは海田に交代。森はものすごいフルスイングを2本見せると、最後は低めのボールをレフト前に弾き返し脇谷が還って6-3。木村はセカンドゴロ。

全く関係ないけど、今日はこぐま(のねこざかな)が初参戦。

イメージ 9

8回表 さすがに今日は増田は休養のようだけど、篤続投はどう転ぶかね。先頭駿太のファーストゴロを脇谷がアンツーカーでポロリと、試合の流れを手放しかねないエラー。ここでピッチャーは武隈に交代。悪い予感しかしない中坂口は三振に取るものの、安達に意味不明な四球でランナーを溜め糸井には左中間を破られ6-4。T-岡田のセカンドゴロでもう一点入り6-5となったところで、ピッチャーはバスケスに交代。カラバイヨを追い込むも最後は変化球を右に打ち返され、浅村がジャンプするも取れずこれでついに6-6の同点。山本セカンドゴロでチェンジも試合が荒れてきた。

試合も外の天候も、なんだか雲行きが怪しい。

イメージ 10

8回裏 ピッチャーは佐藤達也。炭谷センターフライ、金子三振と下位打線は寄せ付けず。ベンチ前では小石がキャッチボールを始める…。トップに戻って秋山四球のあと、打率が2割を切った栗山にも四球。浅村はまた内角攻めが腕に当たって死球と、二死からもらった満塁のチャンス。ここで中村が見事なライト攻撃で走者一掃の二塁打を放ち9-6! ベース上で右手を高々と上げガッツポーズ。さらに代走渡辺のあと脇谷がしぶとく一二塁間を抜いて10-6と、この一点は大きすぎる。オリックスファンもここで一斉に立ち上がり、これは勝負あったかな。ピッチャー白仁田に交代して、森はセカンドフライ。
9回表 誰が投げるかと思ったら、バスケス続投か…。西野平凡なセンターフライ、駿太のレフト線へのフライは金子がよく追ってキャッチ。続く坂口への初球は、キャッチャーの手も届かないとんでもない暴投…。しかし最後は高々と上がったキャッチャーフライを炭谷がしっかり捕って試合終了。増田高橋を温存するために、えらい大変な継投だった…。

イメージ 11

ヒーインは森と中村。そりゃまぁ、投のヒーローはいないからねぇ(笑 中村の「そろそろホームラン打ちます」宣言が出たけれど、でも今日みたいに勝負どころで確実にヒットを打てるのもまた強み。フルシーズンいてくれればこれほど心強いものはない。

一時嵐の様相を呈した空も、このころにはすっかり晴れ渡っていた。西陽が日時計のようにグラウンドに落ち、屋根は夕陽を映してほんのり赤く色づいていた。

イメージ 12

なんだか前半の雄星の快投とか、一切どこかに飛んでいってしまったなぁ…(笑 でも中盤以降は目が離せなくて、最後はここぞで4番が決めるナイスゲームだったと思う。まぁ勝って兜で、また明日の試合頑張れ。

相変わらず外は強風だけど、西武ドームにとってはかけがえのない自然の扇風機かもしれない。

イメージ 13

帰り道、野球輸送と芝桜輸送が重なって、電車がなかなか進まず大変だった。この3連戦が終わるとまたしばらく休日のホームゲームがなくなるし、秩父路の観光シーズンとあわせ西武としては書き入れ時だねぇ。


埼玉西武ライオンズ(2015)関連の過去記事