夏でもじゃがバターと東北楽天13回戦(2015/7/15)

オールスター前最後の一戦だし、ちょっと遅刻しても行ってみようかなと。

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準急をひばりが丘と所沢で乗り継いで、西武球場前到着は18時半ごろ。平日のこの時間で人影もまばらなドーム前広場だけど、何故か宮木牧場のワゴンだけ行列ができてるなぁ…。今日は宮木の夏グルメで決めていたので、さらに遅刻覚悟で後ろに並ぶ。

今日は風が強いから、ドームが蒸し風呂にならずいいだろう(笑

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試合開始を40分ほど過ぎたあたりで入場すると、西武が既に2点を先制していた…。

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2回表 西武先発は野上。一死1塁から、松井稼盗塁失敗に後藤空振り三振。
2回裏 楽天先発は菊池。渡辺ライトフライ、炭谷ファーストファールフライ、セラテリ空振り三振で三者凡退。

宮木牧場の夏グルメ「ローストビーフ丼」(800円)。定番ながら毎年少しずつ変化があって、今年は塩ダレとにんにく醤油ダレを選ぶことができる。にんにく醤油ダレにしてみたけど、わりと濃厚でご飯がススム系かな? 初心者(笑)には素材が生きる塩ダレがおすすめ。

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3回表 フェルナンドセンターフライから阿部には四球を与えるも、嶋空振り三振、阿部盗塁失敗で結果として三人で終了。
3回裏 秋山の右中間へ落ちる当たりは脚力を生かし二塁打、続く栗山のセンターフライでタッチアップして一死3塁。ここで浅村は簡単に打ち上げてファーストフライ、中村ファーストファールフライと、特に浅村は何を死に急いでるんだか。
4回表 聖澤セカンドゴロ、ウィーラー空振り三振のあと、ペーニャのセンター前が楽天の初ヒット。ここでサンチェスショートフライと、カウントが不利になっても簡単には四球を出さない野上のピッチング。

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4回裏 森ファースト内野安打のあと、メヒアは大きなファールがあったもののサードゴロで一死2塁。続く渡辺見逃し三振、炭谷センターフライと6番以降に望みがない今の西武打線。
5回表 松井稼セカンドゴロ、後藤セカンドゴロ、フェルナンドのゴロは直人が横っ飛びで押さえショートゴロと、打たせって取るピッチングでリズムを作る。
5回裏 セラテリは上手く合わせたがレフトフライ、秋山センターフライのあと、栗山が「らしい」強い打球をレフトに放ち二死1塁。浅村センター前でランナーが溜まったところで、中村が変化球に突っ込みながらも鋭く三塁線に弾き返し、これが2点二塁打となって追加点、4-0! ここで楽天は戸村に交代、暴投で二死3塁となったあと森はレフトフライ。

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6回表 阿部センターフライ、嶋見逃しの三球三振。聖澤レフト前で出塁を許すも、ウィーラーのショートゴロは直人のジャンピングスローで刺しこの回は四凡
6回裏 メヒア空振り三振と、もはや「メヒアか炭谷か」の世界。浅村、中村を抑えられない楽天の投手陣にすら、余裕で打ち取られてる。続く渡辺の詰まったショートライナーは阿部がジャンプしてキャッチ、炭谷の右打ちはセカンドライナーとやや運もなく。

平日の来場は初めて。一塁側スタンドも自分の頭の中も、なんか長閑な感じだよ(笑

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7回表 一塁メヒアに代わり脇谷が入る。ペーニャライトフライ、サンチェスセンターフライ、松井稼センターフライと、この回は外野に大きい当たりがいくつか飛んだ。
7回裏 セラテリレフトフライ、秋山セカンドゴロ、栗山ショートゴロ。

ここでビジョンに映し出されたのは、なんと懐かしいデストラーデの姿! 当時のままにガッツポーズを決めたり、なかなかサービス精神も旺盛で(笑 黄金時代の直中を生きた彼の眼に、今のチームはどう映るのかな。

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8回表 セラテリに代わってライト斉藤。後藤は緩急自在に空振りを奪い三球三振、フェルナンドも空振り三振で阿部の代打小斉はセカンドゴロ。野上の飄々としたマウンドさばきに、全盛期の西口が重なって見える…。

小樽飯櫃の「初夏でもじゃがバター」改め「夏でもじゃがバター」(700円)。思えばトッピングなしのじゃがバターは初めてだけど、バターたっぷりでほんとおいしい。蒸した夏野菜にバーニャカウダソースの相性も良く、これはおかわりしたくなる夏グルメだわ。

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8回裏 好投の戸村からクルーズに交代。浅村死球で倒れ込み、なかなか起き上がれず不穏な空気に…。すごく打ちたそうに見えた中村だったけれど、155kmのストレートを絞り切れずに空振り三振。浅村盗塁のあと、森、脇谷と四球を選び一死満塁と、野上完封に向け絶好のダメ押しのチャンス。しかし外野フライへの意識の見えた渡辺は空振り三振、炭谷のライトフライは大きかったもののこの場面はゴロを打ちたかった。

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9回表 代打伊志嶺がセンター前にチーム3本目のヒットを放つと、聖澤の高いバウンドのゴロは三遊間を破り無死1,2塁。ここでこともあろうかウィーラーへの2球目、真ん中に入った変化球を左中間に運ばれ4-3と一点差。この回はストレートが140km超えと力は入っていたけれど、ここまで楽天を翻弄してきた緩急が影をひそめ一本調子になっていた。ここで高橋に交代、しかしムードは完全に楽天へ。ペーニャにレフト前のあと、サンチェスライトフライ、松井稼ファーストフライと二死までこぎつけるが、代打牧田が左中間を深々と破ってこれで同点4-4。続く逆転のピンチにフェルナンドの当たりは前進守備のレフト頭上を襲う。一瞬びっくりしてけれど、栗山が背走して最後は半身の体制でキャッチ。しかし最高の勝ちムードだっただけに、奈落の底に突き落とされた感の強いこの4失点。

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9回裏 松井裕に交代。斉藤の代打木村が四球のあと、秋山はバントファール、エンドランファールで追い込まれ、結局セカンドゴロも山崎が滑って併殺は免れる。この場面で秋山に何をさせるか、確かに難しい選択だけど…。続く栗山の送りバントは顔近くのボールを打ち上げキャッチャーファールフライと、浅村の前で無死のランナーを二塁に送れず。その後浅村四球で二死1,2塁ともらったチャンスに、中村はストレートを空振り三振。流れを手放す攻撃で、同点なのに負けたような西武側の雰囲気。

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10回表 西武は増田に交代。岩崎ファーストゴロ、伊志嶺空振り三振と、ストレートが走りマウンドで躍動する今日の増田。しかし続く聖澤の高いバウンドのゴロを脇谷が弾き、これは最高の流れを断ち切る信じられないエラー。聖澤の盗塁は炭谷読んでいたが送球がショートバウンド、そのあとウィーラー四球で1,2塁となり、代打中川はセカンドゴロも三凡で終われなかったのが痛い。
10回裏 青山に交代。森空振り三振のあと、脇谷がまた四球で一死1塁。渡辺があっさり送りバントで二死2塁のあと、炭谷はこの場面で何故かフルスイングを見せ最後はライトフライ…。

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この時点で21時半過ぎ、さすがにもう帰らないとな…。バスケスの登板と、そのあと楽天側スタンドからの歓声を背中で聞きながら撤収。電車の中からスマホで状況を確認してみると、あっという間に3点献上という、なんだこのひどい試合は(笑

帰宅は23時過ぎ。帰宅した途端に大雨になったから、まぁ不幸中の幸いだった。

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さて、今日の投手陣。野上の投球はすごかった。緩急で空振りを奪い、芯を外してゴロアウトを重ねていく。交代のタイミングはすべて結果論で、なまじ完封ペースだったのが大きな災いを呼んだ。そのあとはもう、バスケス炎上まで必然としか…。

そして打者陣。結果、追加点を奪えなかったのが最後に響いた。森を5番に上げたけど、メヒアが冬眠中のため6番以降ほぼ可能性のない打線になっている。ただ個人的にいちばん残念だったのは、3回裏のチャンスで浅村が簡単に打ち上げたこと。

「平日に球場に行く社会実験」だったけど、こんな試合を見せられるとなんだか疲れるなぁ。


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