牛タンローストビーフ丼と千葉ロッテ25回戦と西口文也（2015/9/28）その2（終）
セレモニーは21時半ごろから。
内野に選手が整列し、まずは牧田選手会長、続いて田辺監督の挨拶。牧田はかしこまり過ぎて面白みがないかな…（笑 でも今年は自分自身納得行かないピッチングが多かっただろうから、今の状況に思いは複雑だろうね。
田辺監督は普段と変わらない決意表明で、まぁ動画上がってるようだからいいだろう（笑
スタンドにボールを投げ込みながらの場内一周に、最後はライトスタンド前に整列して一礼を。日本シリーズでもう一度ここで会えるなんて、奇跡があればいいね。
そしてしばしのブレイク…、みんな息をひそめて主役の登場を待つ。
まず13番のTシャツに着替えた選手達が整列し、ロッテベンチからも伊東監督以下8名が参加。そして西口の登場に、球場は大歓声に包まれる。
どさくさに振ってみた（笑
西口がピッチャーとキャッチャーの中間あたりに一人立った状態で、バックスクリーンには西口21年間のプロ野球人生が映し出される。
若いなぁ。写真ぶれて申し訳ないけど…。
このフォームから繰り出すスライダーで、並居る強打者を次々と三振に取っていった。
それから、主に移籍していった各選手からのメッセージ。東尾元監督から、和田一浩、後藤武敏。
細川亨、原拓也、中島裕之、片岡治大、松井稼頭央と、そのたび場内に歓声が湧く。同期、高木浩之からの「メッセージ返し」に、潮崎二軍監督、最後は渡辺シニアディレクター。「21年間お疲れ様でした。よく頑張ったね。一緒に野球ができたことを誇りに思うよ。」
高木浩之コーチ、そしてファン代表として小倉智昭さんから花束の贈呈。
そして西口からのメッセージ。
「始める前に一言言わせてください。プロに入団して以来、今が一番緊張しています。」
「1995年に入団し、21年間ライオンズでプレーできたことを誇りに思います。一緒に戦った仲間との時間、共に過ごした時間、一生忘れられません。」
「そしてファンの皆様、ノーヒットノーラン未遂2回、完全未遂1回、そして今日ファーボールと皆様の期待を裏切ることもたくさんありましたが、ファンの皆様の声援には勇気をもらいました。本当に今までありがとうございます。」
「自分はいい後輩、いい先輩に恵まれました。チームメイトの皆さんありがとうございました。」
「これからも埼玉西武ライオンズを宜しくお願いします。」
この、「湿っぽくならない感じ」が西口らしくて良いな。つい笑いを誘ってしまうところとか。続いて、ロッテ側を代表して涌井秀章からの花束贈呈。なんか長いこと、グラウンドで言葉を交わしていたが。
西武側の代表は岸孝之。相変わらずひどい写真だけど、これは奇跡のスリーショット。
そして二人のお子さんからも。
チームメートに囲まれての記念撮影。「生涯西武」を近い、3度の「未遂」を起こしながら、200勝までわずかなところでマウンドを降りる西口文也。FA制度が導入された今、こんなエースらしいエースはもう出てこないかもしれないね。
ボールを投げ込みながらの場内一周のあと、チームメートの元へと。一流ピッチャーから見習うところは見習って、特に菊池雄星あたりは来シーズン頑張ってほしい（笑
そしておもむろにカメラにサインを始める西口、これは場内湧くに湧いた。てか松葉杖の高橋の姿が痛々しい…（笑
ライトスタンド前は青いテープの海。
そしてマウンドに上がると、炭谷を相手にこれが本当のラストピッチ。このあとグラブをマウンドに置くんだけど、遠くからだと何やってるのかよくわからなかった…（笑
涌井も参加して、背番号と同じ13回の胴上げ。
ビクトリーロードを上がって万歳三唱で締め。何とも感情の読めない表情してるけど、もしかしたらそれがプロのピッチャーとしてのパフォーマンスなのかもしれない。
引退したあとも生涯西武と信じているので、近いうちにまたここで会えればいいな。
そして西口のグラブを受け継いだ男、高橋光成（笑 実力以上のものを持ってる感があるので、ぜひ次世代のエースとして成長してほしい。あと無理を承知でお願いするならば、「生涯西武」も受け継いでほしいところ。
そして選手たちもビクトリーロードから退場…って、ビクトリーしてないだろう？（笑 選手たちはあと2試合、気を引き締めてしっかり勝とう。あと秋山もヒットを1本でも多く。
セレモニーが終了したのは22時半。試合がアレだった以外は、素晴らしい時間だった。
そしてファンが最後まで帰らなかった結果が、駅前のこの混雑っぷりだ。朝ラッシュ以上の保谷行きに乗って、引っ越したばかりの清瀬着は23時ごろ。
メモリアルチケットの裏側はこんな感じ。先発に抑えにフル回転されながら、いくつものタイトルを奪って、飄々と投げ続けた「宇宙のエース」。最後に先発で1勝を挙げる、そんな姿を見れなかったのが心残りかな。
西口投手、本当にありがとう。お疲れ様でした。
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