ユッケ風月見ローストビーフ丼と北海道日本ハム25回戦(2016/9/28)

前の予定が押したため、池袋からレッドアローを駆使してドーム前広場には17時半過ぎの到着。チケは早々に完売しており、ドーム前広場はとても平日とは思えない混雑。

イメージ 1

長蛇のグルメワゴンに並んでから一塁側ゲートをくぐると、自由席から溢れた人と売店に並ぶ人とで、まともに歩くことすらできない状況。内野指定席Bに辿り着いたところで、ちょうど国歌斉唱と選手入場が始まった。

イメージ 2

さぁ日本ハムの優勝がかかった、菊池雄星と大谷の花巻東対決。

1回表 中4日の菊池雄星。初球いきなり150キロながら、コントロール定まらず岡を歩かせる。続く西川が送って、陽がボール球で空振り三振のあと、雄星が叩き付けワイルドピッチで二死3塁。しかし中田は150キロで空振り三振と、両者カチカチの立ち上がり。

お気にの売り子さんにスルーされかけるも(笑、何とか手を振って掴まえる。来年はいるのと聞いたところ、「あと3年います!」と元気に答えられる。そういうことなら、もうしばらくこちらも西武ファン続けよう(笑

1回裏 大谷。秋山への初球は157キロ…速っ。2球目の156キロを打ってサードゴロ、続く外崎も初球157キロでサードゴロ。ここまで3球って、一体どういう戦略立ててんだとこの時点で思った。浅村は158キロを打ちかえすも三塁横っ飛びと、ちょっと詰まっていたか。

さて、宮木牧場の秋グルメ「ユッケ風月見ローストビーフ丼」(900円)。宮木の季節限定はいじくりまわして失敗するんだけど(笑、これは見た目「そぼろご飯」なのに食べてみるとローストビーフっていう意外性がいいかも。でもちょっと、お肉が少ないかな。

イメージ 3

2回表 近藤センター前でまた先頭バッター出塁。しかしレアード空振り三振、田中空振り三振、大野は歩かすも中島ピッチャーゴロはメヒアがワンバンの送球をよく取ってスリーアウト。ストレートでぐいぐい行く雄星、イニング20球程度と球数が嵩んでいる。
2回裏 メヒア空振り三振、森空振り三振、中村変化球に当たり損ねのピッチャーゴロ。見え見えのストレート狙いだけどそれがバットに当たらず、追い込まれて迷いが出ると全く対応できない。大谷はイニング10球程度、両者無失点だけど既に負けている感じ。

イメージ 4

3回表 先頭の岡が、サード高いバウンドの内野安打でまた出塁。西川が送ったあと、陽はライトポール際に大きなファウルがありつつもサードゴロ、続く中田はセカンドゴロと、今日は中軸に助けられている。
3回裏 栗山サードフライ、坂田空振り三振、呉見逃し三振。これは完全試合ペース(笑
4回表 近藤センターフライのあと、レアードに投じた甘い変化球をレフトスタンドへ運ばれ、日本ハム先制0-1。この回から変化球を増やしてきたバッテリーだけど、ふわっと投げたのをふわっと打たれた感じで悔いが残る。続く田中がレフト前で出塁するも、大野はセカンドゴロで4-4-3のダブルプレー

イメージ 5

4回裏 秋山変化球に手が出ず見逃し三振、外崎は変化球を打ち返すもレフトフライ、浅村ショートゴロと、西武未だランナーなし。
5回表 中島サードゴロのあと、岡の緩いフライはライト線に落ちヒット。続く西川の打席で岡が誘い出されるも、メヒアの送球がランナーに当たりこれで一死3塁。メヒアのエラーだけど、ショートが入るのが遅かったかな。結局西川を歩かせ、変化球のタイミングを読まれたか盗塁成功。試合が壊れかねない瀬戸際に、陽セカンドゴロ、中田サードファウルフライとまた助けてもらう。
5回裏 円陣を組んで臨んだこの回。メヒア空振り三振のあと、森が158キロをライト前に運びチーム初安打で出塁。始動を早くして、目をつぶって打ったような偶然の一打だと思う(笑 しかし中村空振り三振、栗山空振り三振と、取りつく島もない。円陣はたぶん、「ストレートを積極的に振っていくぞ」と再確認しただけなんじゃないかね。

移り気な今日の天気、外周通路は雨に濡れていた。今シーズンの最後に軽食系を探して歩くも、目ぼしいところはどこも長蛇の列。

イメージ 6

6回表 また先頭の近藤に四球を与えるも、レアードライトフライ、田中セカンドライナーダブルプレーと今度は運が味方した。へろへろながら、これで規定投球回数到達。
6回裏 坂田空振り三振、呉見逃し三振、秋山見逃し三振(笑
7回表 今シーズン限りで引退する岡本篤志が、現役最後の登板。そして大野を空振り三振と、最後に炎のセットアッパーらしく役割を果たす。その魂を引き継いだ大石は中島にレフト線へ二塁打を浴びるも、岡空振り三振、西川レフトフライとピンチを切り抜ける。

昨年の西口のようなインパクトはないけれど…。日々激しいバッシングを浴びることも多かったけれど、西武一筋で仕事しれくれた人だから感慨も深い。

イメージ 7

7回裏 外崎レフトフライ、浅村空振り三振、メヒア見逃し三振(笑 外崎だけバッティングをしている雰囲気はあるんだけど、あとは笑うしかないな。

最後のグルメは結局、岸投手プロデュースグルメ「岸孝之のエビとパクチーの塩味フォー」(880円)を選択。若干苦手な食材ながら、西安餃子なので信じてみようと。苦みとクセはやっぱり気になるけど、塩味の熱々スープがおいしくハマる(笑  この手の味は、今まであんまりなかったよね。西安餃子よくやったわ(笑

イメージ 8

8回表 牧田に交代。陽87キロにショートゴロ、中田空振り三振、近藤には四球を許すもレアードはライトフライ。あまりの「遅球」に一塁側スタンドもどよめいたいたけど、タイミングを外す技術は現地で見ていて楽しいねぇ。
8回裏 森空振り三振、中村空振り三振、栗山ピッチャーゴロ。うん、打てない(笑
9回表 増田に交代。田中サードゴロ、大野空振り三振も、中島四球、岡ライト前で二死1,3塁と最後の山場到来。しかし西川ショートゴロで何とか切り抜ける。

お気にの売り子さんが最後に登場。「でも、胴上げ生で見たいっすよね !」 いいや、見たくない(笑 今シーズンありがとう、また来春ね~。

9回裏 坂田の代打渡辺はセカンドゴロ、しかし呉の代打上本が粘りを見せて四球を選ぶ。変化球に食らいつきカットして、最後はボールのストレートを冷静に見送った。こういう当たり前のことを、なんで9回一死から代打上本が初めて実践するようなチームなのか。続く秋山はサードファウルフライ、外崎のレフトフライはもう少しライン際だったら…と思うもゲームセット。組織力の無さが露呈した、今年の西武らしい締め括りだった。

イメージ 9

日本ハムのセレモニーの間、西武の選手がベンチから引っ込んでいたのも気になった。この光景を目に焼き付けて、悔しい感情を持ってもらったほうがいいんじゃないのかな。

栗山監督インタビューと記念撮影のあと、シーズン最終戦のセレモニー。まずは岡本篤志の、世界最高のチームだというライオンズ愛溢れる挨拶から。花束贈呈は、岸投手と炭谷捕手。最終戦出番のなかった銀ちゃん、バッテリー組ませてあげたかったなぁ。

イメージ 10

それから炭谷選手会長の挨拶。今シーズンの成績について「申し訳ありませんでした」の言葉が痛々しかったけど、続く「来年は優勝します」の言葉はさらに痛々しいものがあった(笑 だって、現実的じゃあないんだもん。

最後に田辺監督から「若い力が着実に育っている」と、ブーイング対策なのか(笑、肩透かしを食らったようなあっさりとした挨拶。それから二手に分かれグラウンドを回りスタンドにサインボールを投げ込んで、それからマウンドに集まって岡本篤志を胴上げ。

イメージ 11

思えば篤志の13年間は、ライオンズ凋落の歴史に重なる。それを肌で感じていただろう篤志の存在は貴重だったけれど、こうやって、優勝争いすら知らない若手が残されていく。同じような人事を繰り返す限り、来年はきっと今年より、厳しいシーズンになると思うよ。

イメージ 12

売り子さんに花束を渡す輩を横目に(ファンなら篤志に渡しなさい)、久しぶりの満員電車で帰宅。まぁ羨ましいよね、昔は西武が毎年だったんだもん。


埼玉西武ライオンズ(2016)関連の過去記事