七里ヶ浜 草の想い(2016/6/25)その1

夏の足音が近づいてきた、ある晴れた日に。

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片瀬江ノ島から原宿のような人混みをかき分け、江ノ電に乗り換えて3駅。13時半を回った七里ヶ浜は、すっかり夏が訪れていた。波が荒く遊泳禁止のこの浜は、逆にサーフィンのメッカとなっていて、今日も沖には白いマストがずらっと…。

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江ノ島もお久しぶり。

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マリンスポーツをするわけでもなく長居は無用なので、少し海を眺めてから七里ヶ浜駅へと引き返す。駅の藤沢方は海食崖の険しい地形となっており、電車や国道は海岸線の平場に身を寄せ合うようにして走っている。

この駅前の細道がかつての唯一の交通路で、その手前は行合川が作る軟弱な砂州だった。

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江ノ電の併用軌道と言えば腰越あたりが分かり易いけど、七里ヶ浜駅の藤沢方も黄色いブロックで区画されてはいるけど併用軌道になっている。そんなわけで、今日も軌道上に頭を突っ込んだ車のおかげで江ノ電抑止中。こうやって、休日の江ノ電は遅れていく。

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階段を下りてくると唐突に線路と交差するこんな風景も、おそらく併用軌道である証明。軌道敷も道路の一部だから、そこに出入り口を作ることに関しては自由なのだ。

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「週末用」アパート入口になっているここは、踏切状の踏み板があるだけマシかな。寝坊して駅にダッシュしたらとっても危険なため、ギリギリ行動の自分にはおそらく不向きだろう…(笑 「危険」と書かれた車止めは、近年になって設置されたもの。

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ここは右手のスラブの上が確か、オーシャンビューのイタリアンだかになっていた記憶…。ここにも車止めがあるけれど、なぜか「危険」ではなく「注意」表記。

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アクセサリー屋さんと民家への出入り口、ここは完全に何もない。

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こんなカオスな細道も、数100メートルほどで海岸線の国道に吸収され、終わる。今日はこのまんま、国道を鎌倉高校前まで歩いていくことにしよう。

とはいえこの国道も歩道が狭く、ランナーや自転車が通るたびに車道の反対側へと退避するのだが、その脇を電車が高速で駆け抜けていくため生きた心地がしない(笑 こんな歩道も、環境保全を訴える住民との喧々諤々の末、護岸改修にあわせ拡幅されるらしい。

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目の前に砂浜の広がる駅、鎌倉高校前。いつもは徒歩行の終着点となるこの駅だけど、今日は踵を返し、こちらから天下の険を越えてみることにしようか。

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観光客で賑わう踏切脇から分岐する、丘上へのアプローチ。例年下ってくるこの道だけど、見上げると一層険しさを増すような…。

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