池上本門寺 初夏の風が奏でる音(2013/6/30)

池上本門寺は、1282年に日蓮聖人が身延山から常陸へ向かう途中、生涯最後の20日間を過ごした霊跡という。戦災でほぼ消失したが、その後再建され、現在では境内で様々なイベントを企画するなど、積極的な地域開放を行っている。

さて。滅多に乗らない東急池上線の3両編成の電車に揺られ、池上駅へ。池上は「葛餅発祥の地」とも言われ、駅前から本門寺への参道には、江戸期創業の葛餅屋が3軒ほど店を構えている。覗いてはみたが、わりといい値段…かもしれない。

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今日から本門寺では、「500個の風鈴の音を聴く」イベントが開催され、合わせて参道の商店街にも100個の風鈴が飾られるという。商店街の風鈴は店先に一つずつくらい? 見た目のインパクトはないが、どこからか聞こえてくる「チリン…」という音が涼しげだ。

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駅から15分ほどで本門寺の階段下に到着。96段の階段を上がったところにある総門は、戦火を免れた数少ない古建築のひとつ。その門を挟んで階段の途中から境内の広場にかけて、500個の風鈴が飾られている。

境内の木々に渡された風鈴は、今日の強い風に遊ばれとても賑やかだ。短冊には近所の子供たちの文字だろうか、色とりどりに願いが綴られている。震災の影響だろうか、大きな夢を見るよりは、平穏な日常を願う言葉が目立つような気がした。

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帰りは本門寺を裏手に抜ける。本門寺は武蔵野段丘突端の小高い丘の上にあり、どの方向に行くにも下り坂。木々が落葉する季節には、境内から市街地が一望できることだろう。西馬込駅までは20分程度、もう一駅延伸してくれると楽なのだが(笑

路傍にランタナが咲いてた。

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「500個の風鈴の音を聴く」イベントは7月20日まで。

こひつじの出番。イシバシに注文していた、新しいキーボードが届いた。後ろのTRITONと見た目は変わらないのに、重量は4割引きの4.8kg! ネイビーのソフトケースも、ギターのように背負えていい感じ。持ち歩くのが楽しくなりそうだ♪

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