岩手 今年最後の桜(2014/5/2~4)その2

1日目 東京→遠野(2/2)

遠野へ向かいがてら、桜を探して釜石線の松倉駅へ。釜石市街地は甲子川の作る谷間を山手へ食い込むように続いているが、松倉はほぼその最上流部にあたる。小さな駅舎の窓には桜の花が反射して、まるで模様でも描かれているかのようだ。

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このホームに列車が来れば絵になると思うんだけど、なにぶん運行本数が…(笑

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仙人峠道路を上って、遠野市街への到着は16時ごろ。駅横の、カッパの交番がお出迎え。それにしても、釜石とは天気が全然違う…。ちょっと小雨まじりの曇天となった。

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今日の宿泊先「あえりあ遠野」は、駅から南へ500メートルほど行った、市街地のどん詰まりにある。実は今回の旅行、いちばん重きを置いたのはここだったりする。市民センターと一体となった駐車場に車を入れ、16時過ぎにチェックイン。

9年前に二泊したここだけど、変わらず綺麗に維持されていた。窓の外には、ところどころに桜の残る町並みの風景が。遠野では明日からさくらまつりが開かれる。

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少し休んでから、18時に「語り部ホール」へ。ここで毎日30分間、地元の語り部たちが遠野の昔話を聴かせてくれる。「むがーし、あったずもな」で始まる語り口は独特。昔話は正確に伝承するため、絶対に自己流に崩して話してはいけないそうだ。

語り部が終わった18時半から、1階のレストラン「銀杏」で夕食。和会席「三山遊膳」プランということで、コース料理に期待。その前にとりあえず遠野ビール、ですかね。

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そして品数も多く、質量とも大満足な和コースへ…。

座付:どぶろく/膳菜:鯛手まり寿司、陣笠椎茸、しどけ浸し、唐黍のかぎ揚げ、こし油の白煎揚げ、白子、鮑、芋茎の煮合せ

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椀:豌豆饅頭、姫皮、独活、人参、莢、新生姜

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御造り:季節の旬海、妻物一式

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焼物:桜鱒山椒焼、空豆蜜煮、豆富蕗味噌田楽、燕生姜、院元胡麻

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焚合せ:目張旨煮、新小芋白煎、小玉葱、茄子の煮、丸南瓜、丸人参、蕗

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進肴:遠野牛ステーキ、行者大蒜そーす

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留肴:小鮎焼揚げ、南蛮酢掛け、織野菜

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食事:筍御飯、薄揚げ、木の芽/香の物:糠漬三種/留椀:ひっつみ汁

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甘味:紅茶ゼリー、フルーツ

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写真撮るのも大変だった(汗

23時ごろから、ほぼ貸切状態の大浴場へ。その後は部屋でゆったりと…。岸がノーヒットノーランやったというニュースを見ながら、24時過ぎに就寝。というか、テレビ消すの忘れていつのまにか眠っていた…。


タイムスケジュール(1日目)
7:56~10:08 東京→一ノ関「はやぶさ101号」
10:25~11:40 一ノ関→人首
11:45~12:55 人首→釜石
13:30~14:10 昼食「まんぷく食堂」
14:45~15:00 釜石→松倉駅
15:15~15:50 松倉駅→遠野
16:10 チェックイン「あえりあ遠野」
18:00~18:35 語り部による物語
18:40~20:30 夕食「銀杏」


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