石神井公園と花散らしの雨(2015/4/5)

自由が丘駅から見る桜も、だいぶ色が変わってきてしまった。冷たい雨が落ちるいいコンディションではないけど、今日行かないとたぶん来週はない。

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一年ぶりの石神井公園駅に降り立ったのは16時前。駅前は再開発ですっかり姿を変えてしまったけれど、狭い道をバスが肩をすくめて通る商店街の風情は相変わらず。

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桜の季節になると出店が並んだりする商店街だけど、今日はこの氷雨のせいか人影は少ない。商店街が住宅街に変わったあたりで左へ目を向けると、下り坂の先に石神井公園の桜の木が見える。こんな道が何本かあって、どこを折れるかで少しずつ風景が変わる。

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石神井池と桜とカーブミラー、手前の民家の桜が路面を白く覆っている。

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雨に濡れて、それでも最後の力を振り絞って懸命に咲き誇る花たちの姿。

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さすがに花見客の姿はまばらで、地元の人の散歩やジョギングコースと化している今日の石神井池周辺。庭に立派な桜を植えた民家も多く、道路を挟んで共演したり、競い合ったり…。

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見上げた空、ピンクの中に緑の葉もだいぶ増えて…。

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池畔を彩るほどに、花たちはその終末に近づいていく。

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桜餅食べたくなるね(ぉぃ

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石神井池の北側には、こんな桜並木がずっと続いている。

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こぴよと桜、対岸の重機となんだか同じ配色(笑

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枝垂れ桜も雨に濡れて…。

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信号で都道を渡ると、その先は鬱蒼とした三宝寺池。こちらの桜はほぼ散り終わっており、二年前にこひつじと撮った桜も、自分の周りに白い土俵を作っていた。右手の茶屋は、こんな人がまばらでもしぶとく営業中…。

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ひっそりとした公園のベンチに降り注ぐ花弁たち。夕暮れになって賑わいの消えた公園は、魂が抜けたかのごときスローな時の流れにある。

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三宝寺池石神井川の水源の一つとされ、その水利を護るため池の南に豊島氏が石神井城を築城したとされる。それなりに整備されているものの、石神井池と違い野趣のある佇まい。

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水面を埋める花弁たちも、そろそろ土に還るとき。

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今年もまた、美しい風景をありがとう。

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すっかりと凍えた体を引きずって、来た道を石神井公園駅へと。駅周辺は未だ工事中で仮囲いが外れていないんだけど、そこに昭和40年代の駅風景が飾られていてなかなか興味深い。てか所沢といい江古田といい、最近西武こういうの好きだよね。

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木造の跨線橋はつい最近、高架化前まで生き残っていた。このホームの雰囲気も、ずっと変わってなかったよねぇ。古き良き時代の面影を残した駅だった。

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そして何より驚いたのが、この金額区間ごとの自動券売機。30円で清瀬まで行けるみたいだけど、こえを超える区間は「窓口でお求めください」だったのかなぁ?

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撮った人の姿が鏡に映ってるのもお茶目だよね。この人、いま何歳なのかなぁ。


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