根岸森林公園(2015/4/25)

根岸線根岸駅と言えば、首都高湾岸線とタンク車たち。

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石油タンクが並ぶ海側とは打って変わって、山側は落ち着いた郊外都市の佇まい。しかし横浜からわずか12分の利便性もあって、大通りを渡ると現れるこの崖ですら大規模マンションが建設されるなど、さらなるベッドタウン化が進んでいる。

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崖上の世界へは、つづら折れの階段を上って。途中、瀟洒なマンションの頭越しに臨海部の工場群が見えたりするのは、ちょっとミスマッチな光景。

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階段を上りきると車道に出て、さらに上ると米軍根岸住宅地区の消防署がある交差点。なんだか見慣れたこの風景だけど、池子住宅地区の拡充が完成すると、この小さなアメリカも日本に返還されることになっている。

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その米軍のゴルフ場だった根岸森林公園は、このすぐ裏手に広がっている。いわゆる公園的な施設がほとんどないこの公園に、今日は新緑の中多くの人が憩っている。

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その中のほんの一角だけ、散り残った桜の下半花見状態だったり…。

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緑の上に自分の居場所を見つけ、横浜駅で買ってきた「シウマイ弁当」を開封するという一年前と全く同じ行動…。今日は湿度が高く来る途中蒸し暑かったんだけど、午後になると風が出て少し肌寒くなってきた。

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目の前に広がる、何もないからこそののーんびりとした時間。

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こひつじも桃色の絨毯に遊ぶ。

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春と初夏がせめぎあうようなこの時期、新緑の森の中、タンポポは綿毛を飛ばして。

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旧競馬場の馬見所の方もゆっくり散策したかったんだけど、昨年と同じくここで呼び出しが入り急ぎ撤収することに…。公園入口のあたりから遠望すると、ランドマークタワーとともに馬見所がひょこっと頭を覗かせている。

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小雨が落ちる中を根岸駅まで戻り、夜は紆余曲折あってスカイツリーへ。併設された「すみだ水族館」のランチュウが夏っぽくてかわいかった。

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花は終わり、そして季節は巡る。


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