北海道 こひつじ初めての旅(2010/8/7~10)その3

3日目 夕張→札幌

ホテルの朝食。いかにもメニューが少ないけど、昨日と比べればまだまぁ、という感じなのかな…? 贅沢は言わないことにしよう。

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10時チェックアウト。観光地への進出著しい「花畑牧場」を横目に、「石炭の歴史村公園」へと。旧炭鉱の広大なスペースを整備した観光公園だけど、財政破綻以来多くの箱モノやアトラクションは撤去されている。

かつての専用線を跨いでいた橋梁が産業遺産としてかろうじて目をひいたけど、あとはまぁがらーんという感じで。最盛期はどんなだったんだろう。

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再び夕張駅付近まで下りる。市街地の商店街は映画の絵看板を並べ、「ゆうばりキネマ街道」として観光振興が図られているが、真っ先に連想したのが東青梅という…(笑

夕張駅。簡易なホームは一日9本の列車を捌く。

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清水沢あたりまで下ってから、三菱大夕張鉄道廃線跡を左手に、山越えの夕張国道を行く。夕張は当然のことながら廃校となった小学校が目立ち、それが何とも寂しい気持ちにさせられる。

山中のシューパロ湖には、かつて森林鉄道が稼働していた時代の三弦橋が今も残る。しかしこの風景は、建設中の夕張シューパロダムの完成により大きく姿を変えるはずだ。

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国道はいよいよ森林地帯を突き進むが、ところどころダム建設に伴う付け替え道路の整備が行われている。いま走っている道も、二度と走ることはないのかも。

峠を越えて県道を右折し、長い坂道を下りて富良野盆地に入ったのは12時過ぎ。2001年以来久しぶりの富良野駅に寄ってから、この時期でもまだラベンダーを楽しめる「ファーム富田」を訪れる。

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ラベンダーに限らず、少しずつ時期をずらした花畑の演出が楽しい。富良野盆地も一望にできたりとか…天気はもう一歩だったけど。

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富良野を後に美瑛へ向かう途中、ふと懐かしさがこみあげて、峠のドライブインに立ち寄る。ここで絶対9年前にじゃがバター食べたよ! お昼も食いっぱぐれ気味だったので、お昼代わりのほくほくのじゃがいもで小休止。

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美瑛の手前、美馬牛駅へ。モーニング娘。『ふるさと』のPVで有名になったこの駅、韓国人の観光客がたくさん来てたけど、「聖地巡礼ツアー」とかあるのか?(笑 駅自体は、こぢんまりとしていい雰囲気…。

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ここも9年が経過して、バス路線が廃止になるという変化はあったみたい。

それから小さな峠を越えて、やっと美瑛へ。前回に続き雨にたたられる美瑛の丘。でも、雨のエリアの境が路面ではっきりわかるのは面白い。雨域に突入して、同じ道を引き返したら全く同じ場所で雨が上がったり。

ケンとメリーの木。

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パッチワークの丘。

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セブンスターの木。

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親子の木。

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天気がよければ、アイス片手に自転車でもいいかも。今日は厚い雲が残念至極。

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9年前に記憶に残った、「天文台のある学校」こと北瑛小学校。再訪を期するもナビにもかからずどうしたかと思ってたら、4年前に廃校になってたんだ…。少子化は止められない流れだけど、残されたこの建物はどうなってしまうのだろう。

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美瑛から旭川へは25キロ程度の道のり。途中、夕食目当てで旭川空港に寄るが、やっぱり地方空港ってダメだねぇ。結局旭川駅で夕食を調達のうえ、道央道を札幌へ。札幌プリンスホテルには20時過ぎにチェックイン。

旭川駅で調達した「蝦夷海鮮鮨」。駅で「値が張るけど」とおじさんに薦められたものだけど、これが数の子ズワイガニ、ウニ、イクラとどれもすごくおいしい。北海の海の幸ここに集結せりという、何とも贅沢なお弁当だ。

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今日の就寝は24時過ぎ。北海道最後の夜、ちょっと名残惜しかった。


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