羊山公園芝桜の丘 初夏モード(2018/4/23)その1
今日は真夏日になるらしい。今年は季節が1~2週間ぐらい前に倒れてきてる感じで、例年連休前に見ごろを迎える芝桜の状態が気がかりではあった。
10時半ごろ家を出て、所沢で満席の特急「ちちぶ11号」に乗り換え。特急券売機の前には、30分後の臨時便に期待する列ができていたけれど…。芝桜シーズンに予約なしは無謀だと思うし、こういう時ほどネット特急券活用したほうがいいよ。
大きな窓から降り注ぐジリジリした日射しをカーテンで避けながら、横瀬到着は11時46分。
駅前にブースが開かれ、幟旗がひらめく横瀬駅前。家から1時間ちょっと、最近もやっと感あふれる日常を送ってきたけど、ここまで来ると世界が輝いて見える。
左手の横瀬町売店で、昼食の「わらじかつ」(680円)と芦ヶ久保名物「とう七まんじゅう」(120円)を購入。食堂のカレーライスもちょっと気にはなるんだけど、お弁当を買った手前人目を気にして自重(笑
「あの花」と「ここさけ」の聖地マップは、毎年同じものもらってる気もするが。
「花さんぽ」のスタッフに不審な目で見られながらも、推奨コースを外れた線路北側の道を行く。道中の空き地では、タンポポの綿毛が風に揺れて…。もう風景が、6月ぐらいな感じに見える。
線路沿いをしばらく歩くと、横瀬町の水がめ「姿の池」に突き当たる。くちばし折れちゃってるけど、横瀬町の鳥「カワセミ」かなぁ。確かにくちばし折れやすそうだし、危ないし。
右手に折れて一旦県道に出ると、すぐ羊山公園の尾根の斜面を上っていく。この道が、人も少なくて、木漏れ日がきれいで、見晴らしのいいお気にのスポット。眼下に広がる横瀬の里、肩を寄せ合う家々と、セメント工場と、駆け抜けていくレッドアロー。
尾根の上から南側斜面を少し下りて、そこから見下ろす姿の池。例年散り残っている桜の木もほとんどが緑に変わり、容赦のない日差しに揺れる緑はもう夏本番のような。
それにしてもこの陽気で、ドリンク買うのを忘れる失態…。でもわらじかつはしっかりソースがしみ込んでいて、喉に詰まることなく(笑)おいしくいただいた。昨夜からろくに食べてないから、足りない分は後で何とかしよう。
芝桜を訪ねるのも恒例になって、ブログ的にも目新しさがないので(笑、昼食後は公園の中にある「武甲山資料館」(入場200円)を訪ねてみる。こういう地理地学を扱った、渋いところがけっこう好きなので。
秩父地方では多くの場所から独特の山容が見て取れる武甲山。そこで石灰を採掘している関連企業が、まぁ地元対策として寄贈した施設らしい。
展示は特筆するものもないけれど、そこそこメンテされていて悪くはないかなと。近代の写真は大好物で、東京へのショートカット武蔵野電車とか…。武蔵野鉄道吾野駅開業が1929年、その後1936年に正丸峠を越える道路が整備され、吾野と秩父がバスで結ばれた。
現状では想像できない、おそらく昭和20年代の武甲山。瓦葺の農家と、あたりは一面の畑だったんだろうか。1980年に山頂爆破が行われ、今ではすっかりその姿を変えている。
資料館を出ると、正面には現在の武甲山。これ、資料館の演出だとしたらなかなか憎い。
さて。いつもの見晴らしの丘は軽く流して、一旦尾根を降りるとそこで秩父方面からの人波に合流する。ただ、例年のゴールでウィークの状況に比べると、思ったほどの人混みではない。公園の緑に入ると、しばらくだらだらとした坂を上っていく。
園内はもう、つつじが満開で…。こうも季節感がおかしいと、芝桜の状態がほんと心配になってくるけれど…。
丘の頂上にある羊園。寒風を避けるように引きこもっちゃうことも多いんだけど、今年は外でひなたぼっこや人間サービスをしている子が多い。その脇に仮設のブースがあって、そこで入場料(200円)を支払い入園券とポストカードを受け取る。
芝桜の丘のゲートをくぐると、まず目に飛び込んでくるのはチューリップの花壇。だがしかし、干からび切っているこの惨状は何だ…。
この奥に待っているはずの芝桜、ここまで来るともうお察しなのか…。
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