清瀬ひまわりフェスティバル(2015/8/27)

朝から忙しく動いていたため、野火止のファミマで小休止。

イメージ 1

沿道にこまめに立てられた「清瀬ひまわり」の看板に従って、「コミュニティプラザひまわり」には14時ごろ到着。この施設は2006年度末に閉校した清瀬東高校を利用したもので、その元校庭を駐車場として開放している。

駐車場から会場まで、長閑な風景の中を10分ほど歩いていく。

イメージ 2

清瀬市の南東部分を占めるここ清戸地区はかつて、東京市中へ農産物を供給する大畑作地帯だった。戦中戦後の一時期には、東長崎から清瀬まで「西武農業鉄道」による肥料用の糞尿輸送が行われたほど。

そんな過去を想起させるような農村風景の向こうに、鮮やかな黄色い花が姿を現した。

イメージ 3

「フェスティバル」は下清戸三丁目に広がる私有の農地にひまわりを植え、8月下旬の半月間だけ一般開放しているもの。場内には物販や休憩のテントが出ているほか、全体を鳥瞰できる簡単な展望台が設えられている。

その展望台からの風景…。期間が限られているためか、平日ながら結構な賑わいだ。

イメージ 4

展望台を下りて、畑の中の散策路を歩く。このあたりの農地は志木街道を中心に短冊状に区画されており、散策路は街道沿いの屋敷林まで敷地いっぱいに続いている。

イメージ 5

曇天を背に一つところを見つめる、惑うことなきひまわりの姿。ひまわりが太陽を追って動くのは蕾をつけるころまでで、花が開いたあとはこのとおり一斉に東の空に顔を向ける。

イメージ 6

蜂たちは蜜を取るのに必死な様子、人が近づいても振り向こうともしない。

イメージ 7

会場を南北に抜けるメインルートのほか、その両翼には人ひとりすれ違うにも苦労する、こんな小路も用意されている。10万本のひまわりの中を、時に泳ぐようにして抜けていく。

イメージ 8

背丈を超えるひまわりの海は、ちょっとしたダンジョンにも思える。

イメージ 9

一通り歩いて90分ほど…。ひまわり畑の周囲に高い建物はなく、東京とは思えないような空が広がっている。そんな空を覆う厚い雲の向こうに、僅かに晴れ間が覗いていた。

イメージ 10

2015年の夏が、通り過ぎようとしている。

イメージ 11

会場には小さな売店が設けられ、ひまわりのTシャツや農産物を扱っている。その中で、畑から採取したばかりの切り花のコーナーだけが賑わっていた。

イメージ 12

来た道をまた、コミュニティプラザへと。今日の駐車場は満車に近い状態で、これが週末ともなると入場待ちの列ができそうだ。まぁ今日は、消防団が本来の駐車場を半分つぶして演習してたってのもあるんだけど。

そして今日も転居先へ。荷物運びのための休暇だということを、いっとき忘れそうになっていたけれど…(笑


清瀬関連の過去記事