ひたち海浜公園 空と雲とネモフィラと(2017/5/4)その1

来年のカレンダーの写真にどうかと、強い推薦があったので…。

昼食を落ち着いて食べられなさそうなので、早目に品川に出て駅ナカの「camp express」で「モーニングスパイシーチキンカレー」(690円)をば。コクのあるカレーにチキンもじっくり煮込まれていて、サラダとドリンクがついてこれならコスパはいいよね。

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品川発10時15分の「ときわ57号」に乗車。上野東京ラインの開業で品川始発となった常磐線特急、車窓に映る都心の風景は新鮮だ。満席の乗客は帰省もあるだろうけど、見た感じ7割方はモネフィラ狙いな気がする。

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終点勝田到着は11時53分。やはりと言うかコンコースは大変な混雑で、「スイカチャージ最後尾」のプラカードなんて初めて見た(笑 勝田駅からのシャトルバスに不安を覚えたところで、「時間に正確な湊線」のプラカードに心動かされ、アプローチを変えることに。

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湊線は、勝田から海岸沿いの阿字ヶ浦まで約14kmを結ぶ3セク路線。乗り放題と海浜公園入場料が一緒になった「セットクーポン」(1,100円)を買って、多客対応で3両編成となった気動車に乗り込む。座れはしないものの、思ったほどの大混雑にはならず。

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終点の阿字ヶ浦までは30分ほど、駅前に待機していた3台のシャトルバスに分乗して、13時前に国営ひたち海浜公園海浜口に到着。海浜公園と言うだけあって、すぐそこには鹿島灘が。そしてやはり、風が強い。

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セットクーポンのおかげで、チケットの列に並ぶことなく入場。ただ、勝田駅からのバスとゲートが違うからか、事前情報ほどの行列はできていなかった。ゲートをくぐると目の前に、ネモフィラを案内する看板が。

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ひたち海浜公園は、戦後米軍の爆撃場だった土地の返還を受け、公園として整備されたところ。そのため敷地はだだっ広く、入場口によってはネモフィラまで20分ほども歩くことになる。いちばん近い海浜口からも、700メートル徒歩9分の道のり。

園内バスが走る舗装路を歩いていくと、やがて前方に、不自然に塗ったくったような青い何かが見えてきた。

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ひたちなか市最高地点」という、標高58mの「みはらしの丘」。その一面に、青紫色の花が隙間なく咲いている。そして散策路を埋め尽くす、この人の数!(笑

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強風と人目に気を遣いながら(笑、こひつじ写真の撮影。丘の青と空の青が混じりあい、白い雲の流れがアクセントになっている。人の群れも遠目に見ると、丘の上に木が並ぶ美瑛のような風景に見えなくもない(笑

ちなみに撮影中、風に煽られたこひつじが何度か転落した(笑

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この平衡感覚を乱すような、果てしなき青の世界。

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暖冬でピークを過ぎたというけれど、そうなの?っていう感じで…。

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この「ひたち海浜公園」は、平成3年に第一期エリアが開園して以降、段階的にその範囲を拡大してきた。ここ「みはらしの丘」が開放されたのは、平成20年のこと。

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今日現在で公園としての整備面積は計画の半分強に過ぎず、まだまだ事業が続けられているそのさまは、さしずめ茨城のサクラダ・ファミリアか。

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スカイキャンバスに、雲は何を描こうとしているのかな。

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