あしがくぼの氷柱(2019/1/5)
いつでも行けると思っているものほど、なかなか足が向かないもので。
飯能から各駅停車に乗って、芦ヶ久保到着は13時前。地下道をくぐって駅の裏手へ出ると、いきなりの急斜面で二子山目指し山行を開始。最近ライブやってて息切れすることが増えたので(笑、運動せねばということで山歩きを再開したのだ
西武沿線と山は切っても切れない関係にあって、小学校の遠足が天覧山を手始めに奥武蔵の低山だったのをはじめ、小学校低学年のころは親に連れられ毎週末のようにここに来た。小4で転居したことから、いろいろと上手く行かなくなった感があるんだよな(遠い目)。
しばらく沢沿いに歩き、尾根上りの急登、それから尾根上を歩き、山頂手前でまた急登。足元が乾燥したざらっざらの砂で、たびたび現れる岩場とともに気を抜けないな。90分ぐらいかけて二子山雌岳(870m)、続いて雄岳(883m)登頂。
足元に目をやると、いつも歩いている横瀬から秩父の町並みが広がって。
氷柱期間中は浅間神社回りのルートが使えなくなるので、往路と同じ道を滑りながら歩いて(笑)下山。西武線のガードをくぐったころには16時と、ちょうどいい時間になっていた。チップの敷かれた道を少し歩くと、ブースがあったので300円を支払い入場。
地図とチケットをもらって…なんだかワクワク感あるね。
そして、いきなり目の前に現れた風景が意外と大きくて息を飲む。
あしがくぼの氷柱は、地元有志の手により2014年から始まり、今日が6年目の開幕日。沢の水を散水して作られた景観は、会期中まだまだ育っていくという。
風景が完全に雪国(笑 昼間は暖かかった天候も、夕暮れに氷の影響も加わり次第に凍えるようになってきた。とはいえ来場者は続々と増えてくる。
場所は芦ヶ久保駅から秩父方に10分ほど歩いたところで、線路沿いにいあって電車の窓からもよく見える。期間中は減速運転をしたりすることもあるそう。
東北地方でこんな景色を見たことがあるような(笑
斜面を1段上ったあたりが広場になっていて、地元・横瀬産の紅茶と甘酒が振舞われている。両方受け取ってから、ドラム缶の焚火を囲んだベンチでしばし暖を取る。
平日は16時終了の氷柱だけど、金土日曜日と祝日は日没から20時までライトアップを行っている。震えながら時を待つ人々を見ながら今日は…帰ろうかな(笑 いや、少しずつ照明が灯って、雰囲気もわかってきたので。
日の暮れた芦ヶ久保駅から、案外空いていた電車に乗って帰宅。来週末からは特急の臨時停車も始まり、駅が開業当時の栄華を取り戻す。
氷柱見物がてら、山歩きや道の駅での食事なんていかが? お出かけは便利な西武電車で。
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