東北 新しい朝を迎える旅(2013/12/30~2014/1/1)その3

3日目 角館→東京

7時半ごろ起床。外は雪というか、みぞれかな? 昨日が今日じゃなくてよかった。ホテルの朝食…和食ばかり目について「お正月だからいいや」と思っていたところ、その奥に洋食を発見。おかげでこんな有様に(笑 

JR東日本ホテルでは「ご当地朝食キャンペーン」として、地元の名産を一品出すことにしてる模様。秋田県は「ぎばさ」という海藻類とのこと。期待はしてなかったけど、それほど悪くない朝食では。

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出かける前にちょっと聞いていた、「角館冬がたり」のチラシをロビーに発見。ちょうど新幹線の時刻までに往復できそうだったので、しばし仮眠したり時間調整。11時前にチェックアウトして、今日も武家屋敷通りを目指す。

昨日と打って変わって積雪に雨という足元的には最悪のコンディション…。でも気温は若干高い気がする。「岩橋家」の近くで「冬がたり」スタッフの客引きを受けるが、えぇちょうどそこに行こうと思っていたので。

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1日2回の「冬がたり」だが、正月は人が集まり次第開催とのこと。一旦六畳間に通され、待っている間ご老人のお話をしばし拝聴。てっきりこの方が、「冬がたり」してくれるのかと思っていたけど…(笑

11時20分ごろ電気じかけの炉端(火を使うことはできないらしい)に通され、地元の青年?から雪国の生活や角館の歴史についての話を聞く。岩橋家の「いぶりがっこ」(たくあん)をいただいたり…。家によって、その味は微妙に違うそう。

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会場の岩橋家は明治の大火で焼け残った、河原田家と並ぶ古い建築とのこと。周囲には厳重に雪囲いがされ、東北の民家らしい佇まい…。そう言えば「たそがれ清兵衛」のロケ地になったと、前述のご老人が話していたな。

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所要30分で「冬がたり」は終了。「冬がたりエグ聴いでケダ証明書」を受け取って、再び極寒の外へ…(笑 ぬかるんだ足元を気にしつつ、角館駅までゆっくりと戻る。今日は雪が溶けてるから、靴の中がしみてつらい(笑

駅までは低い峠をひとつ越える。奥の突き当たりが駅。

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今日は強風で遅れが出ている模様。売店でお土産とお弁当を購入し、6分遅れの定刻12時47分発「こまち34号」に乗車する。列車は盛岡へ向け仙岩峠をはじめ幾度か山道を抜けるが、その窓から見る風景がまた白い…。

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盛岡は8分延着、待ち構えていた「はやて」と速攻で連結して発車。車内放送だと大宮到着時点で遅れを解消する見込みとのことで、なんだか景色の流れるのがふだんより速い気がするんだけど…。飛ばしてる…?

隣の席が来なかったため、ここでお弁当の時間。「白神浪漫」、秋田の幸をちりばめた、キノコたっぷりの炊き込みご飯。その内容は…。

とんぶり、ぶなしめじ煮、舞茸煮、ホタテ天ぷら、いくら醤油漬、ハタハタ唐揚、しじみ佃煮、こごみ胡麻和え、いぶりがっこ、それに舞茸のだし汁で炊いた秋田産あきたこまち

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一品一品少量ながら地元の名産品にこだわっていて素晴らしいんだけど、炊き込みご飯の味付けがけっこう濃くて、見事にブナシメジの味しかしないというのがもったいないところ…(笑

仙台からは一気に満席。さすがに乗車も3時間を超えると疲れてくるかな…。16時8分、定刻で東京到着。ホームに一歩出ると、東北との空気の違いを感じるね…。青森から途中下車しながら乗車券1枚で2泊3日という、こんな旅行は久しぶり。

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大井町経由で17時前に帰宅。まだ靴の中濡れてるし…。

角館駅のNEW DAYSで買ったお土産。比内地鶏の卵を使ったクッキーとか、ラスクとか、ケーキとか…って、お菓子ばっかり…(笑 「きりたんぽ鍋セット」とか思ってたのに、寒くて心の余裕がなかった模様(笑

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休みが長かったせいかあんまり実感わかないけど、どうやら2014年が始まったよう。旅行中にもLINEやメールで、挨拶したい人にはできたし。そういう人間関係が、うまく生きてきてくれればいいなと思う。

一年後の自分なんてどうなってるかわからないんだし、だからこそ後悔しないよう動けと、自分を奮い立たせてるんだけど(笑


タイムスケジュール(3日目)
8:35~9:10 朝食
10:40 チェックアウト
11:00 武家屋敷通り
11:05 岩橋家
11:20~45 「角館冬がたり」
12:15 角館駅
12:53~16:08 角館→東京「こまち34号」(出発遅れ)


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