北海道 道央~道東を駆け抜ける旅(2012/7/27~30)その2

2日目 旭川→佐呂間

6時過ぎに起床。気温が上がる前に行動したいので(笑)、ホテルの朝食はなしで8時ごろチェックアウト。ホテルの近くに「大雪地ビール館」なんてものを見つけるも、今の時間にどうというものでもない(笑 旭川を後に、上川盆地の穀倉地帯を道東目指して…。

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しばらく石北本線と絡みつくように石狩川を遡った国道は、盆地のどん詰まりの上川町で南東へ向きを変え、大雪山系の濃い森林地帯に分け入っていく。人の匂いを感じない手つかずの山林が北海道らしい。

層雲峡は、約3万年前の大雪山の噴火により堆積した火山灰を、石狩川の最上流域が削り取った約24kmに及ぶ峡谷。柱状節理の断崖から落ちる「銀河の滝」は壮観だが、それ以上に崩れ落ちたガレの量がこの脆い岩盤を物語っている。

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かつては国道沿いから様々な自然の造形が見られたが、昭和62年の岩盤崩落によりトンネルのルートに変更され、遊歩道として再整備された旧道も、その後の落石により閉鎖され、この手の遊歩道にありがちな末路を辿っていた。「当分の間」はたぶん永遠…。

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遊歩道の入口付近の売店で、「メロンとソフトクリーム」を購入。けっこう食べ応えがあるけど、500円というのは非常にお値打ち。こひつじも興奮。

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岩盤崩落を期に建設された「銀河トンネル」で層雲峡を抜けると、20kmほど先の石北峠まで、国道は再び熊の出そうな森林地帯を走る。大雪山系雄大な景色はドライブには持ってこいだが、この道中エンストでも起こそうものならさぞかし心細いだろうな…。

石北峠はその名のとおり、石狩と北見の分水嶺。ここからオホーツク海まで延々と、広大な北見市の行政区域となる。ほどなくして無加川の作る開けた谷間に躍り出ると、そこからは真っ直ぐに坂を下る。

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国道沿いには耕作地や人家が増えていくと、上川で分かれた石北本線と合流。谷もいよいよ広くなり、耕作地の中に住居が点在するような北海道らしい風景となる。その先に広がる北見の町は、道東の一大都市だ。

10年ぶりに訪れた北見の町…。前回は飛行機に二度乗り遅れた末の(苦笑)、繁華街の賑わう時間だった。今日は午後、夏の日の午後。

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北海道とは言え7月は暑い。広場に設置された温度計は33.4度を指してるし…。B級グルメの塩やきそばに心惹かれたものの、何故か選んだ先はモスバーガーという(笑 モス好きだけど、何も北見で入らなくても…。

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北見駅で「ふっくら鰊親子弁当」を購入、今日の宿泊地であるサロマ湖へ向かう。道路は常呂川に沿った気持ちのいいルート。玉ねぎの生産量全国一を誇る北見市らしく、道路の両側には延々と畑が続く。

常呂町でオホーツク国道に突き当たると、石北峠から110kmに渡って続いた北見路も終わり。サロマ湖方面へ左折すると、ほどなく佐呂間町に入る。時は夕暮れ。湖の彼方に太陽が沈んでいく…。

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ホテルグランディアサロマ湖にチェックイン。いかにもリゾートホテルらしくロビーも客室も広々としているが、それだけにちょっと居心地は悪い(笑 夕食に鰊のお弁当を…。キヨスク独自開発で、道内全域に展開しているもののようだ。

期間限定「小樽産秋にしん」の甘露煮とカズノコという贅沢な組み合わせ。写真ではカズノコが転げてしまっているが…。鰊は箸で簡単にほぐれるが、歯ごたえはあるという絶妙な煮加減。これはご飯が進みます。

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明日の行程が厳しいので、早めにおやすみなさい…。


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